87 石松の改革作戦
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「さよう。異世界の敵及び日本赤軍と闘うのに使用する宝玉だ。では、使い方について説明致そう」
石松は瓶の中の宝石のうちルビーの物をだした。
「この紅玉は打ち勝つ可能性を高める力だ。もし相手を倒したいと思う時こそ発揮し、敵を倒す可能性が高くなる」
石松は次はアメジストを出す。
「この紫水晶は心を落ち着かせ、自身を守る力だ。何か絶望的な場面に遭遇した場合はこれを使うとよい」
次はエメラルドの宝石を出す。
「この緑玉は病及び怪我を治す力がある。さらに自身の防御力を高める事もできるぞ」
そして濃い青い宝石を出した。
「これは尖晶石だ。自身を強化す力だ。己の肉体が強化される」
次に橙色の宝石を出す。
「これは琥珀だ。相手の力を引き寄せる力を持つ。相手が何らかの能力を持っていた場合、それを己が物として行使する事ができる」
そして石松は黄色の宝石を取り出した。
「この黄玉は未来を予知する力がある。そして己が抱いた幻想を可能な限り現実とする事ができる」
そして石松は最後の一つ、尖晶石とはまた異なる紫のようにも見える、いわば青紫色の宝石・サファイアを出した。
「この蒼玉は良好な機会を与える力だ。お主を良い方向に導く時に強く輝く」
「ありがとう。でも、これがまる子に見られたら、あの子欲しがりそうで取られるかもしれないわ」
「それには及ばん。某はいつでも護衛の為にここにおる。もし何かあったら某がお主の妹に裁きを下す」
「うん、ありがとう」
姉は宝玉が入った瓶をスカートのポケットにしまった。
「では、また会おう」
石松は去って、そして消えた。
「まる子に見られないようにしよう・・・」
さきこはそう思い、新しいノートを買いに行った。
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