第百六十八話 力の差その十五
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「こうしたや」
「格闘やな」
「そや、けれどな」
「それでもやな」
「僕もそれはわかってる」
「そやからやな」
「負けるつもりはない、僕はアレンカール程格闘術は出来んが」
自分のこともここで話した。
「剣技が第一やからな」
「侍やからな」
「アレンカールは格闘家や」
「まさにその格闘術で戦う職業やな」
「そや、しかしな」
そえでもというのだ。
「今言った通りや」
「負けるつもりはないな」
「そや、これで負けるか」
絶対にというのだ。
「何があってもな」
「それでやな」
「アレンカールに格闘術があれば」
中里の目が光った、強い光だった。
その光を心にも宿らせた、そしてだった。
右手の千鳥をアレンカールに繰り出した、そのうえで彼の足にぶつけた。剣と足が今衝撃を帯びて激突し。
互いに動きを止めた、するとアレンカールはそこからだった。
両手をバネにして高く跳び両手を思いきり伸ばしてだった。
逆立ちした姿勢でプロペラの様に回転し右手のナックルの上岐シウラクトリと左手の爪の神具テsyカトリポカそれぞれの神の力をそのまま宿した武器でだった。
中里を攻撃せんとする、中里はその攻撃を紙一重の見切りで鵺を後ろに動かしてかわして難を逃れた。
そのうえで跳躍を終え足からケツアルコアトルの背に着地したアレンカールに言った。
「自分の格闘術にもや」
「勝ってみせるのね」
「そや、僕の剣技とや」
「術も使ってよね」
「それで勝つわ」
「そうね、そしてあんたのその言葉はね」
アレンカールは中里に不敵な言葉で応えた、
「そのままよ」
「自分の言葉でもあるな」
「そうよ、お互いに退くにもね」
「退く筈がないな」
「そのことは言っておくわ」
「そうよね、じゃあね」
「どっちが勝つか」
「それを決めるわよ」
その一騎打ちでとだ、こう話してだった。
二人は再び激突した、その激突は続き戦場での戦も続いていた。
第百六十八話 完
2020・7・1
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