第十幕その一
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第十幕 斉天大聖
玄奘さんにです、恵梨香は旅をしている中で言いました。
「実は私三蔵法師さんは女の人とです」
「思っていたんですね」
「はい、実は」
「いえ、私は男です」
玄奘さんは恵梨香に笑って答えました。
「この顔ですが」
「実は日本の子は玄奘さんを女の人って思う子が多いんです」
ナターシャが玄奘さんにお話します。
「これが」
「日本のドラマでも西遊記あるんですが」
カルロスもお話します。
「玄奘さんはいつも女の人が演じるんです」
「それも凄く奇麗な人ばかりで」
ジョージはその女優さん達のお話をします。
「日本の子達はそのイメージがあるんです」
「そうですか、そういえばです」
玄奘さんは子供達のお話を受けて言いました。
「日系人の人には女の人ではとです」
「言われますか」
「はい」
神宝にも答えます。
「これが」
「やっぱりそうなんですね」
「本当に日系の人達はそう思ってるわね」
オズマもお話に入ってきました。
「玄奘さんが女の人だって」
「最初何でかって思ったわよ」
ビリーナも言います。
「玄奘さんが女の人なのかしらって」
「僕達は男の人って思っているけれど」
ボタンもお話に入ってきました。
「それが、だからね」
「最初不思議だったわね」
「本当にね」
「ドラマーーからーーですーーね」
チクタクが言うことはといいますと。
「日本のーー方のーーイメージーーは」
「アニメやゲームでもあったみたいですが」
神宝がまたお話しました。
「やっぱりドラマからです」
「そうなのですね」
「はい、日本でのイメージが出来ました」
玄奘さんのそれがというのです。
「そうなりました」
「左様ですか」
「何か僕も出ているんですよね」
玉龍は今も人の姿です、いささか剽軽な感じでの言葉です。
「日本のドラマでも」
「はい、ただ他の人達はです」
「性別は変わっていなくて」
「性格も同じです」
「そうなんですね」
「それでとにかく玄奘さんが奇麗だとです」
「評判なんですね」
また言うのでした。
「日本のドラマでは」
「本当に奇麗な人ばかりが玄奘さんになるんですよ」
「ううん、まあお師匠様実際にお奇麗ですしね」
玉龍は今度は玄奘さんを見て言います。
「それも道理ですね」
「何か適役の人が男の人にいなくて」
「それで、ですか」
「女優さんが演じたところ大当たりで」
「そこからのことですか」
「そうみたいです」
「それは凄いお話ですね」
玉龍も驚くことでした、そしてです。
そうしたお話の中で関羽さんはこんなことを言いました。
「それがしなぞ最近は女の子になるな」
「関羽様ははそ
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