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ドリトル先生と牛女
第十幕その十一
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「出入港が船で一番難しいというけれど」
「もうそこもですか」
「難しくてね」  
 それでというのです。
「やっぱりね」
「そこでも技術が磨かれますか」
「そうなんだ」
「そう考えると海上自衛隊も大変ですね」
「あちらの人達もね」
「周りの海は難所ばかりで」
「だから必然的に技術が凄くなるけれどね」
 それでもというのです。
「実際かなり苦労しているよ」
「そうして技術を磨いていくんですね」
「そうなんだ、しかも訓練も多いから」
「それも昔からだよね」
 王子が言ってきました。
「帝国海軍の時からね」
「うん、海上自衛隊もね」
「いつも訓練しているね」
「陸上自衛隊も航空自衛隊もね」
「訓練は怠っていないね」
「規律も厳しいし。ただね」
「ただ?」
「流石に戦前の軍隊よりは訓練も気率も緩やかだよ」
 そうなっているというのです。
「帝国陸海軍よりはね」
「あの厳しい軍隊だね」
「そう、あの軍隊に比べたら」
 それこそというのです。
「かなりね」
「緩やかなんだ」
「そうなっているよ」
「流石にあの軍隊とは違うね」
「ロイヤル=ネービーも厳しかったけれど」
 イギリス海軍もです。
「けれどね」
「日本軍よりはだね」
「とにかく激しい訓練をいつもして」
「規律もだね」
「物凄く厳しくてね」
「自衛隊以上にだね」
「自衛隊も確かに厳しいけれど」 
 それでもというのです。
「桁が違っていたよ」
「そうだよね」
「武士道に基づいてね」
「厳しかったんだね」
「それでね」 
 そのうえでというのです。
「日本軍は物凄く強かったんだ」
「規律できちんとしていてだね」
「訓練も物凄くてね」
「そうだったんだね」
「そして海上自衛隊も」
「海軍程じゃなくても」
「凄いよ、そしてその海上自衛隊もね」
 是非にというのです。
「呉や江田島に行ったらね」
「見たいんだね」
「是非ね。僕は自衛隊は嫌いじゃないしね」
「むしろ学ぶべき対象であってね」
「いい組織だと思うし」
 それでというのです。
「一度ね」
「その目でだね」
「見たいよ」
「そういえば神戸は自衛隊はね」
「阪神基地隊があるけれど」
「震災の時は助けてもらったけれど」
 阪神大震災の時です、ただこの時は当時の知事さんが自衛隊に好意的でないので要請が遅れたと言われています。
「それでもだね」
「呉みたいに密接な関係はないよ」
「そうだね」
「けれど軍隊も必要な組織で」
「学ぶこともだね」
「出来るんだよ」
 こう王子にお話します。
「あの組織もね」
「そして自衛隊もだね」
「そうなんだよ、だからね」
「機会があればだね」
「あちらにも行きたいね」
 笑顔で
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