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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第70話 甦れイッセー!小猫の決意と旅の終わり!
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「まあ待てって」
そんなメンバー達をイッセーは頭を軽くパンッと叩いて正気に戻した。
「皆の気持ちはわかるぜ、俺も最初そうなったからな」
もし鉄平が止めなければイッセーもスープを奪ってしまう所だったらしい。
「それでセンチュリースープは後一口分しかない。このままじゃ一人しか味を楽しめない、それじゃ不公平だ」
「でももうセンチュリースープはコレしかありませんよ」
イッセーは一人しか味わえないのは駄目だと言うが小猫の言う通りセンチュリースープはもう生まれない。節乃のセンチュリースープは未だ完成しておらず本当のセンチュリースープはこの一口分しかないのだ。
「なら作ればいいんだ」
「作るって……イッセー先輩がですか?」
「まさか。俺はあくまで美食屋だ、センチュリースープを作れるほどの腕も才能もない」
「じゃあこの中だと姉さまでしょうか?確かにそれなら……」
「君に作ってほしいんだ。小猫ちゃん」
「……えっ?」
無いのなら作れば良いと話すイッセー、小猫は最初はイッセーが作るのかと思ったがイッセーは無理だと話す。ならこの中で節乃以外に料理の腕がある黒歌に頼むのだろうのが普通だ、彼女はそう思っていた。
だが続けて言ったイッセーの発言に小猫は固まってしまった。
「せ、先輩……今なんて言いましたか?」
「小猫ちゃんにセンチュリースープを作ってほしいと言ったんだ」
「なっ……なんでですかー!?」
まさか自分が作ってほしいと言われるなんて夢にも思っていなかった小猫は大いに驚いた。それはリアス達も同じで何故っ!?と言わんばかりに驚いた。
「イッセー!?小猫は料理人じゃないのよ?普通は黒歌に頼むものじゃないの!?」
「……ふふっ、やっぱりイッセーは白音を選んだね。まあ話を聞いていたらそれも頷けるけど」
「黒歌?」
リアスは料理人でない小猫にセンチュリースープを作るように頼んだイッセーにそう言った。彼女の言う通り小猫は料理は出来ても料理人ではない、実質節乃の弟子である黒歌の方がセンチュリースープを作れる可能性は高いと思うのは当然だ。
だが黒歌は小猫が選ばれると思っていたと答えた。リアス達は首を傾げたがイッセーが説明する。
「鉄平がグルメショーウインドーを破壊した際に出てきたスープの一滴、それは真っ直ぐに小猫ちゃんに落ちてきた。つまりスープが最後に選んだのは小猫ちゃんなんだ」
「スープが?」
「前にお婆ちゃんが言っていた食材が人を選ぶっていう言葉。俺もその意味が全てわかった訳じゃないんだけど、あの時の光景を見てセンチュリースープは小猫ちゃんを選んだと思ったんだ」
「私もその話をイッセーに聞いて間違いなくス
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