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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第70話 甦れイッセー!小猫の決意と旅の終わり!
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ことが山ほどある」
「えぇ!?与作さん来ないのか!?一緒に飯を食いたかったんだけど」
「悪いな、また今度付き合わせてもらうぜ」
(あれ?俺もいけないことにされてるんだけど聞いてないぞ?)


 与作は行けないと知ったイッセーが残念そうな顔をする。だが鉄平は行く気だったのか聞いていないとショックを受けていた。


「与作さん、鉄平さん。お二人がいなければ私の眷属は死んでいました。本当にありがとうございます」
「礼なんていいさ。俺は再生屋としてするべきことをしたまでだ」
「与作さん……」


 お礼を言うリアスに当然の事を下までだと返す与作。そんな彼の漢らしい姿にリアス達は感銘を受けた。


 そして与作、鉄平に礼を何度も言うオカルト研究部は名残惜しそうにリムジンクラゲに乗り込んだ。ただサニーだけは与作に用事があるらしくライフに残るそうだ。


「与作さん、鉄平!本当にありがとうな!」
「どうかお元気で!」
「応っ!お前らも元気でな!もう体の一部を無くすんじゃねぇぞ!」


 そしてイッセー達を乗せたリムジンクラゲは与作たちに見送られてライフを後にした。


 余談だがイッセーはゾンゲを探したが姿が見えなかったので仕方なく彼らを置いていった。実際は無銭飲食をしたゾンゲが警察に連れて行かれたので会えなかったのだがイッセー達はそんな事を知る由は無かった。



―――――――――

――――――

―――


「それじゃ祐斗と朱乃さん、そして俺の復活を祝ってカンパーイ!」
『カンパーイ!』


 ライフを発ったイッセー達はリムジンクラゲの中で節乃の作った料理を堪能していた。様々な苦労を乗り越えて食べる食事はとても美味しく感じリアスですら普段の3倍は食べていた。


「そうだ、皆に見せたいものがあるんだ」
「見せたいものですか?」


 そんな中イッセーがみんなに見せたいものがあると話して小猫がなんだろうと首を傾げる。イッセーは懐から小瓶を取り出した。


「コレは与作さんから貰った余ったセンチュリースープだ。一口分だけ残ってるぜ」
「えっ!センチュリースープ!?」


 イッセーが取り出した小瓶に入っているのは今回の目的だったセンチュリースープだった。祐斗と朱乃の治療に使ったが一口分は余ったようだ。


「イッセー君!私それ飲みたい!」
「わ、私も飲みたいですわ!」
「僕も正直飲んでみたいかな……」
「私も私もー!」


 小瓶から漂うセンチュリースープの香りをかいたイッセーと節乃と黒歌以外の全員が飲みたいと言う欲求に支配されてイッセーに詰め寄った。アーシアやリアスすらそうなってしまうのでそれ程センチュリースープは美味いのだろう。


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