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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第70話 甦れイッセー!小猫の決意と旅の終わり!
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「それでは……」


 アーシアはイッセーの手をギュッと握って移動させていく。


(アーシアも撫でて欲しかったのか、なら存分に撫でてやらないとな)


 このまま頭まで移動させるんだろうなぁとアーシアのセルフナデナデを思い浮かべほっこりするイッセー、だがイッセーの手が触れたのは頭ではなくなにか柔らかい物体だった。


「イッセーさん、いっぱいナデナデしてくださいね……んっ」
(いやなんでだよっ!?)


 アーシアがイッセーの手に触れさせたのは頭ではなく胸だった。朱乃や黒歌と比べるとまだ小さいがそれでも揉めるほどには大きな彼女の胸に押し当てられていた。


「アーシア!?何をしているんだ!」
「だ、だって……私もイッセーさんとラブラブしたくて……えへへ、どうですか?」
「最高……じゃなくて!」


 思わず本音が出てしまったイッセーだが何とか手を胸から離そうとする。だがアーシアはギュッと手を掴んで離さないようにしてきた。イッセーの力なら余裕で引き離せるが女の子たちに引っ付かれているため怪我をさせないようにセーブしているのでそれは無理だろう。


「あらあら、アーシアちゃんも大胆ですわね」
「私も負けていられないね!」
「もーっと強くくっ付いちゃうにゃん♪」


 アーシアの大胆な行動を見た朱乃、イリナ、黒歌は更に強くイッセーに密着する。


「イッセー先輩の乳首……んっ……?」
「小猫ちゃん!俺の乳首にキスするのやめて!」


 小猫も大胆な行動に出てきた事にイッセーは本当に拙いと思っていた。先ほどから鋼の精神で抑え込んでいた己のウェルシュ・ドラゴンが今まさにBoostしかねているからだ。


「リ、リアスさん!祐斗!ティナ!助け……」
「イッセー、私ちょっとのぼせてきたから先に上がるわね」
「ごめんねイッセー君……僕はそんなギラギラした目をした皆に勝てるとは思えないんだ」
「お邪魔虫は去るから皆ごゆっくりー♪」
『はーい?』
(……裏切られた)


 イッセーはリアス達に救いの手を求めたがリアスは突っ込むのに疲れたのかスルーして上がった。祐斗も申し訳なさそうにしていたが結局助けてくれずに去っていった。最後に上がったティナの言葉に小猫達は元気に返してイッセーは絶望していた。


「おい、イリナ。少し落ち着いたらどうなんだ。イッセーが困っているじゃないか」
「ゼノヴィア!」


 だが最後に残ったゼノヴィアがイッセーに救いの手を差し伸べてくれた。


(ゼノヴィア!お前は最高のダチ公だ!)


 イッセーは心の中でゼノヴィアに感謝した。ゼノヴィアはイッセーの腕にくっ付いているイリナを離そうとグイグイッと引っ張るがイリナは抵抗する。
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