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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第70話 甦れイッセー!小猫の決意と旅の終わり!
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手は……」


 与作の指摘にイッセーは生き残れた喜びで若干忘れていた己の手を確認する。するとそこにはトミーロッドとの戦いで失われたはずの指が元通りになっていた手があった。


「な、治ってるな!俺の指が元通りに!」
「やったー!」
「おめでとう!イッセー君!」


 指が元通りになったことに喜ぶイッセーとオカルト研究部達、漸く全員が無事に回復をすることが出来た事にイッセー達は大いに喜んだ。


「イッセー先輩の手……やっぱり暖かくて優しい手です」


 小猫は治ったイッセーの手を両手で包み込むように握る。そして幸せそうに頬ずりをした。


「あーっ!小猫ちゃんだけズルイよ!」
「私もイッセーさんの手を握りたいですー!」
「わたくしにも譲ってくださいまし!ずっと触れ合えなかったのですから!」
「駄目です!今は私がイッセー先輩の手を堪能するんです!」
「いたた!?引っ張らないでくれ!」


 イリナ、アーシア、朱乃のイッセーラヴァーズも負けじとイッセーの手に触れようとするが小猫が必至でガードする。だが腕を引っ張られるイッセーは病み上がりな事もあって流石に痛いと言うがヒートアップした4人には聞こえないようだ。


「にゃん♪」


 だがそこに黒歌がスルリと音もなく乱入してイッセーの手を小猫から離した。そしてイッセーの頭を自身の豊満な胸に埋めると庇うように小猫達に立ちふさがった。


「こーら。イッセーは病み上がりなんだよ?嬉しいのは分かるけど暴走したら駄目にゃん。皆が落ち着くまで私がイッセーを守ってあげるね」
「うぐぐ……」
「あーっ!ズルイです!姉さま!」
「ふふんっ♪」


 それを見た小猫とイリナはうがーっと怒りアーシアは涙目に、朱乃はあらあらと笑みを浮かべているが巨乳、黒髪、お姉さん属性と自分と被りまくっている黒歌に脅威を感じていた。


「……何だかあの光景を見ていると戻ってきたって感じがするわね」
「そうですね」
「でもそろそろ止めないとね……貴方たち、いい加減にしなさい!」


 ギャーギャーと騒がしくなる診療所、だがそんな光景を見たリアスは日常に帰ってこれたと言い祐斗も同意する。だが眷属の王としてこれ以上騒がしくされると与作に迷惑なのでいつものように小猫達を止めに向かった。




―――――――――

――――――

―――


「あ〜、良い気持ちだ……」


 その後イッセー達は与作の提案で風呂に向かう事になった。何せイッセーは血まみれ、リアス達もボロボロで汚れていたからだ。彼らは再生屋専用の温泉鮫で疲れを癒していた。かなりの大型なので全員で入っても余裕がある、まあ全員と言ってもゾンゲ達はいない、彼らは食事をしに
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