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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第70話 甦れイッセー!小猫の決意と旅の終わり!
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ープは白音を選んだと確信したにゃん。多分私が飲んでもスープは完成できないよ、選ばれてないからね」


 イッセーはスープが選んだのは小猫だと話して黒歌もそれに同意する。


「黒歌さんでは駄目なの?」
「うん、勿論技術や経験も大事だけど一番重要なのは食材に選ばれるかどうかだからね。それが無いと本当に完成させることは出来ないんだ」
「うむむ、やはり私にはよくわからないな……」


 イリナがそう聞くと黒歌は食材に選ばれるのが大事だと話す。ゼノヴィアはその言葉の意味が分からないようだがその意味を正しく理解しているのは節乃と黒歌だけだろう。


「でもどうして私なんですか?いくら選ばれたと言っても私には姉さまのような腕は無いのに……」
「そりゃ最初から腕のいい料理人がいるわけないさ。でも俺は小猫ちゃんには凄い才能があると思うんだ」
「私に才能が……?」


 それでもやはり自分が選ばれたことに納得がいかない小猫、彼女は自分にはセンチュリースープを作る腕前も経験もないと話す。だがイッセーは最初は誰だってそんなものだと言いつつ小猫には料理人の才能があると話して小猫が首を傾げる。


「小猫ちゃん、アーシア、朱乃さん、リアスさん、祐斗にはこの世界の食材の調理の仕方を教えてきたけど小猫ちゃんは覚えるのがダントツで早いんだ。時には俺が何も言わなくても正しい調理をしていたこともあったしその頃から俺は小猫ちゃんに目を付けていたんだ」
「僕も君には才能があると思う、フグ鯨を捕獲する際小猫君に調理してもらったがその包丁さばきには思わず目を見張ったよ」
「ココさんも私に才能があると思ってくれているんですか?」
「うん、占うまでもなくそう思っている」


 イッセーが言った5人は料理が出来るのでグルメ界の食材の調理の仕方を教える事があるのだが、小猫は最も早く覚えてしまう優等生でしまいには自分が教えなくても無意識に正しい調理をしていることもあるそうだ。


 そんなイッセーの言葉にココも頷いた。彼のアドバイスが的確なのもあったがそれだけではフグ鯨の毒袋を正しく処理は出来ない、小猫の隠れた才能はその頃から発揮されていたのだろう。


「俺は君ならセンチュリースープを完成させてくれると信じてるよ。何年、何十年かかっても俺は待ち続ける。どうかな?」
「……イッセー先輩は黒歌姉さまよりも私を選んでくれるんですか?」
「ああ、俺は君を一番信じてるからな」

 
 小猫はイッセーの目をジッと見つめる。そこには強い眼差しで自分を映すイッセーの瞳が見えた。それを見た小猫は心から自分を信じてくれていると分かった。


「……私、思っていました。節乃さんや姉さまみたいに美味しい料理を作って先輩に食べてほしいって。でもわたしな
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