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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第70話 甦れイッセー!小猫の決意と旅の終わり!
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イッセーも食事がとれないほど危ない状態だと話し急いで海鮮の実を食べさせるように言った。


「じゃあミキサーで液状化させて流し込めば……」
「でも後1分くらいしか時間がない!診療所にはそんな物ないし今からホテルに戻っても間に合わない!」


 ゼノヴィアはミキサーで液状化させて流し込むことを提案したがココの言う通り時間がない。


「イッセー先輩は死なせません!あむッ!」


 小猫は海鮮の実を口に含むと素早く噛んでイッセーにキスをした。だがイッセーの体は高温になっており容赦なく小猫の唇を焼いていった。


「小猫!?」


 リアスは悲鳴を上げたが小猫は一斉逃げることなく口に入れていた海鮮の実をイッセーの口内に流し込んだ。そして手でイッセーの顔を動かしてそれを飲み込ませる。当然イッセーの顔に触れた小猫の手も焼けていくが彼女は構うことなく手を動かした。


 イッセーが海鮮の実を飲み込んだのを確認した後、小猫はゆっくりと離れた。


「小猫ちゃん!今回復しますね!」
「私の事は後で良いです……それよりもイッセー先輩は?」


 アーシアは小猫に駆け寄り回復しようとするが、小猫はイッセーの方はどうなったと聞いた。全員がイッセーの方に視線を向けると彼は苦しそうに声を上げていた。


「うっ……ううっ……!」
「イッセー君!大丈夫かい!?」
「まさか間に合わなかったんじゃ……!」


 イッセーの様子を見て祐斗は狼狽えリアスは間に合わなかったんじゃないのかと最悪の想像をするが……


「イッセー先輩!死んじゃ嫌です!まだ貴方と一緒にいたいんです!だから……だから戻ってきてください……お願いですから……私を置いていかないで……」


 小猫はイッセーの手を握って戻ってきてほしいと悲願する。だがこの時さっきまで焼けるように熱かった彼の手がもう熱くないと思ったその時……


「うっめえぇええぇぇぇええええっ!!」


 大きな声で叫んだイッセーは起き上がると小猫が持っていた海鮮の実が入った皿を取ってガツガツと食べ始めた。


「エビやアワビ、ウニにマグロ!様々な海の幸が次々と口の中に浮かんでくる!更にそれをマンゴーの甘みや豆板?の辛み、香辛料のようなスパイスに熟成されたコクが絡み合ってより深い味わいになってやがる!美味すぎて手が止まらねぇ!」


 あっという間に皿を空っぽにしてしまったイッセー、だが自分がいま置かれている状況にやっと気が付いて辺りをキョロキョロと見渡す。


「あれ?俺は確か指を再生させようと治療を受けていて……」
「……先輩」
「えっ……?」
「先輩っ!!」


 イッセーの様子を最初は固まってみていた小猫だったが彼が無事だ
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