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宇宙戦艦ヤマト2199〜From Strike Witches〜
出航編
第6話 氷漬く鋼鉄の屍
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チェックと解析を進める。直後、インカムに優香の絶叫が飛んできた。

『戦術長、敵襲です!』

 直後、激震が艦橋を揺らし、古代は大急ぎで窓の外を見る。すると2人のウィッチが守っていた〈シーガル〉が爆発炎上しており、直後に赤い光線が幾つも飛んで来る。
 その光線が飛んできた方角に双眼鏡を向けると、そこには数両の白色の塗装が施された戦車と、黒字に赤い模様を纏っている戦車型ネウロイがおり、空中にはトランジスタの部品をも思わせる形状をしたネウロイが浮かんでいた。
 服部と優香は大急ぎで上昇し、ネウロイに向けてレーザー機銃を撃つ。基本的にウィッチの武装は歩兵の携行可能な火器の範囲内であり、装備事態に魔力を付与してネウロイに有効的なダメージを与えられる様にする能力があるが、それが通用するのはネウロイ相手のみであり、通常兵器に対しては通常の装甲車両・航空機で対応した方が手っ取り早い。
 現在対空装備しか有していないウィッチ2人だけでは1個戦車小隊相当の戦力を撃破するのは厳しい。そのため古代は大急ぎで救援を求める事にした。

「ガミラスとネウロイだ!森君、通信機はまだ生きている、平文でいいから「大和」に救援要請だ!」

「は、はい!」

「あの、どうしたんですか?」

 森は直ぐに通信長席に座り、未だに状況が呑み込めていない原田は頭に疑問符を浮かべながら問い掛ける。直後、艦体にビームが直撃し、その時の衝撃で原田は艦橋外の通路に落ち、機密扉も閉じてしまう。

『と、閉じ込められちゃいました〜』

「アナライザー、扉が開かない。そちらでどうにか開けられないか?」

『試シテミマス』

 突然のアクシデントに多少混乱気味になるものの、古代は97式光学式拳銃(コスモガン)を片手に警戒を行う。その最中、森は通信機とヘルメットのインカムを同調させ、「大和」と通信を繋げる。

「こちらメディック、平文で送信中。現在ガミラスから攻撃を受けています。〈シーガル〉は大破しましたが、全員無事です」

森が平文でそう送った直後、通信機と同調させているヘルメットのインカムから、相原の声が飛び込んできた。

『こちら「大和」、現在本艦も敵襲を受けつつあり!現在航空隊を救援として準備中なり』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「大和」艦橋

「敵の映像を捉えました、パネルに投影します」

 西条が外部カメラを操作して、天井のメインパネルに敵の姿が映し出される。
 二重に渡る航空隊の警戒の目にもふれずにどこに潜んでいたのか、三連装砲塔を装備した4両のガミラス軍戦車と、歩兵を乗せていると思しき2両の装甲車が、同数の車両型ネウロイやゴブレットの通称で知られる対歩兵掃討型ネウロイとともに「大和」及び作業班に向けて突撃せん
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