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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
無印編
第57話:地下での攻防
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作戦で得た教訓だった。幾ら通常攻撃が当たる相手とは言え、変身したメイジ相手に拳銃弾程度では牽制にもならない。例え倒せずとも動きを止めるだけでもと考えるなら、最低でもショットガン以上の武器は備えておく必要があると弦十郎が上に掛け合って調達しておいたのだ。
使わないに越したことはないが、もしもという事もあると朔也達銃後の者達も使用の為に必要な訓練を済ませている。が、やはり咄嗟に使うと普段味合わない衝撃を受けるからか、朔也の腕が悲鳴を上げていた。
しかし彼の行動には大きな意味があった。颯人が体勢を立て直すだけの時間を稼げたのだから。
〈コネクト、プリーズ〉
「ッ!? しま――」
〈キャモナ・シューティング・シェイクハンズ。フレイム! シューティングストライク! ヒーヒーヒー! ヒーヒーヒー!〉
「遅い!!」
素早く魔法で投擲したウィザーソードガンを手元に引っ張り出すと、銃弾に炎の魔力を纏わせ2人のメイジを立て続けに撃ち抜いた。メイジ2人が倒れた事で司令室に襲撃を掛けてきた魔法使いは全て倒れ、颯人を含め司令室に居た者達は一息つく余裕が出来た。
だが颯人は即座に気を引き締めると、オペレーターの2人に話し掛けた。
「皆、大丈夫?」
「あぁ、何とかね」
「助かったわ、ありがとう」
2人は窮地を救いに駆けつけてくれた颯人に感謝した。だが対する颯人の雰囲気はいいモノではなかった。仮面で顔が隠れているが、苦虫を噛み潰したような顔を彼がしているだろうことを特にあおいは察していた。
「礼を言われるのはまだ早いかな。何しろ本部内にメイジが何人も入り込んじまったから」
颯人の言葉に朔也とあおいは顔を強張らせた。あんな連中が本部内に他にも入り込んでいるのだから無理もない。
颯人はウィズ、アルドと共に地上でノイズとメイジを相手に奮闘していたのだが、とにかくノイズの数が多く何とか地上のノイズは始末できたがメイジには本部に入られてしまったのだ。
このままでは本部に居る非戦闘員や本部と繋がる地下に居る避難民が襲われる。ちょうどアルドが慎次と共に地下に下りたのと時を同じくして、颯人とウィズも地下に下りていたのだ。
「今ウィズも別の場所で本部内に入り込んだメイジを相手にしてるから、皆はここを動かないで。出来ればカメラで本部の中に入り込んだメイジの居場所とか教えてくれると助かる」
「分かったわ。こっちからナビゲートするから、そっちは頼んだわよ」
「もしまた魔法使いがこっちに来たら、こいつで何とか足止めするから」
あおいと朔也の言葉に、颯人は単純な戦力としてのそれとは異なる頼もしさを感じて頷き、司令室から出て本部内のメイジ討伐に動いた。
本部内を駆け抜け、途中司令室以外の場所に居た二課職
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