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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百五十二話
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の背後。円形配置された施設が稼働した。
そのコンクリート製の建物は実際に通気ダクト棟ではあるものの、それ以外の機能も有する。
施設の地下に埋まるGNドライヴが唸りを上げる。
ダクトから放出された粒子がクラビカルアンテナによって操作され、広がっていく。
管制塔を中心とした半径数キロのエリアが低濃度のGN粒子に満たされたいく。
束が操るドローンやフレームアーキテクト、都市内のビル群などには量子界通信機があるので問題はないが各国の工作員はそうもいかない。
広範囲にわたるジャミングで本国との通信が途絶された。
ドローンからの映像ではそのあわただしさがよく伝わってくる。
「さてさて。ヴィッサリオン君」
『なんでしょうか博士』
「いまからフレームアーキテクトと都市の対EMPテストするよ」
『え?』
「今キミをいやらしい目で盗撮している輩のカメラをぶっ壊すんだよ。あ、大丈夫別に核爆発で起こすわけじゃないよ。
イメージはあれだよ。えっと、ほら…ハリウッド版ゴジラのさ」
『ああ、居ましたねそんな奴........いやうそでしょ? あの規模のEMPやるんですか? 周辺国への被害とかは…』
「何のためのGNフィールドだと思ってるの?」
束が自分の席についていたハッチを開ける。
いかにもなボタンだ。
一見すると自爆ボタンにも見える。
「ぽちっとな」
束がそれを押した。
それと同時、都市部地下のEMPユニットが発動した。
ブゥンブゥンブゥンと数度に渡り強力なEMPが放たれる。
フィールドに保護されていた都市部は無論問題はなかった。
アーキテクトもだ。
そして各国工作員。
持っていた機材がパァンと火花を散らしてショートした。
ターゲットになっていた各国工作員は踏んだり蹴ったりである。
せっかく撮影した情報が全部機材もろともパーだ。
「ま、こんなところかな」
「容赦ないですね博士」
オペレーターが呟いた。
「いっ君からの指示だよ。これで一旦工作員は撤退する。不確かな情報と共にね。各国はどう思うだろうね。情報部と各国がギクシャクしたら面白そうじゃない?だってさ。
まぁどうせ監視衛星で見れるからその内ばれるんだけどね」
その後はフレームアーキテクトを使って予定になかった資材の搬送を進めた。
建材の搬送にはやはり大型建機が必要なのだ。
これまでは建設用ロボットやアルディの量子展開機能を使って伝送していた。
しかし束としてはその量子展開機能で各コアの容積を圧迫させたくはないのだ。
束はフレームアームズ計画の建機としての有用性を以てしてその他の計画が今よりもほんの少しだけ早く進むこ
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