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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百五十一話
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いかもしれない。
砂の海に浮かぶ機械でできた街だ。
綺麗に舗装された地面に碁盤の目のような道路。
各所に立ち並ぶメカニカルな建造物と窓のないビル。
蜘蛛型ロボットや無人建機などにより建造中の建物。
そして、遠くにそびえ立つ透明で巨大な結晶。
細かな結晶が幾つも連なったような形の、搭と言うには横に太く、山と言うには細長い。
細長いクリスタルと言った所か。
その中の日の光が射し込み、乱反射した光は仄かに虹色を帯びる。
「ん………けっこうできたね…。束お姉ちゃん」
前に来たときよりもずいぶんと進んだ街の建設に対してポツリと円香が漏らす。
「束ちゃん。外出れる?」
「んー……。ムーバルスーツ着てたらいいよ。顔を見られるの不味いし」
エレンの質問に答えた束にフィグネリアが尋ねる。
「おや? 人が居るのかい?」
「あそこにフェンスあるでしょう?」
街は今上っているエレベーターがある建物を中心に広がっている。
その街の、一定以上進んだ先にはフェンスがある。
見たところ、フェンスまでは1キロ程あるだろうか。
そこまで建物が達してはいないが、フェンスの数100メートル先で舗装は終わっている。
「あのフェンスの向こうに各国の諜報員が居るんだよ」
「排除しないのかい? ここはあんたの国だろ?」
「まだ国ではないけどね…。いっ君の指示だよ。各国に技術を見せつける為にね」
「ふーん?」
外を見ているとあっという間に搭の最上階に到達した。
エレベーターから出た先はぐるりと窓に囲まれた部屋だ。
窓の下にはデスクとPCが備え付けられている。
SFチックな航空管制室と言えば伝わりそうな部屋だ。
「ここは公開管制室。簡単に言えば対外用の拠点だよ。
そんでもって、君たちの大半の職場かな」
束は全員に席に付くように指示すると、自分もその一つに座った。
「今日から数日間、シルヴヴァインの皆には人型汎用作業用重機フレームアーキテクトのシュミレーションをしてもらうよ」
各員のディスプレイにフレームアーキテクトのワイヤーフレーム画像が表示される。
「15メートル級の人型ロボットだよ。まだ使ってないけど、上手く行けば基地の建造に使う予定さ」
その後束が説明を続け、最後に質問は?と聞くとヴィッサリオンが挙手した。
「質問。非効率ではないですか? 以前日本のJPlevelMHD反応炉を建造した時のように等身大人型…」
そこで束がヴィッサリオンを手で制する。
「うん。わかる。よくわかるよ。確かにフレームアームズ計画は無駄が多い。でもさ」
束が超ドヤ顔で続けた。
「カッコいいじゃん」
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