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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
これが私のスタートライン
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も、自身を見失わないなんて…並の人じゃ出来ないわよ!」
何故だろう…言葉的には褒めてるのに、全然誉れ感が見あたらない…
これがお父様クオリティーなのかしら?



マーサお祖母様がお父様の救出に着手してから数週間が経過した…
1度ゲートが開き、魔界の町『ジャハンナ』に通じてしまったが、ゲートを直ぐ閉じ事なきを得た。
やはり別世界というのは勝手が違うらしく、お祖母様も困難を極めている。
お祖母様は優しい人なので、何だかんだ言っても息子が心配な様だ…
トイレと数日置きの風呂以外は、この部屋から出る事さえしていないで研究を続けている。

見かねたお兄様が思わず声をかける…
「マーサ様……どうかご無理をなさらないで下さい。焦る必要はございません。過去にこの国の国王不在が続いた年月を思えば、慌てる必要など何処にも無いのです…」
私もそう思う…
ヤツが居なくても国政は何とかなってるし、精神的トラブルが少なくて逆に良いんじゃないかと思うくらいだ。
ただ…お母様を始め、愛人連中や大半のメイドさん達が気落ちしており、泣きながら仕事をしているのだ…
まぁ、お母様が泣いてしまったのは最初だけで、今は気丈に振る舞っているけど…
「そうですよ、お義母様…物語を読む限り、リュカは無事の様ですし…」
「ティーミー…ビアンカさん…ありがとう。………でもね…物語を読むと、一刻も早くこちらの世界へ戻さねば…と思ってしまうのよ!」

お祖母様の言葉に皆が例の本に視線を向ける。
「……あの子…あの本の中で、好き放題やってるじゃない…私の息子があちらの世界に迷惑をかけていると思うと、ゆっくりなんて出来ませんよ…!」
ぷふー!!
意外とお祖母様ってお茶目さんじゃん!
あんなアホの事など、そんなに心配じゃ無いってさ!

「あぁ…そう言う意味ですか…父さんの事が心配って事じゃなく…あぁ…そう言う…」
「ちょっと、誤解しないでよティミー!私だってリュカの事は心配です。でも、それ以上に向こうの世界の女性達が心配なんです!」
「うふふふ…父さんの事だから、私達に弟妹が増えてるかもよ…」
あはははは、あり得るー!
「ポピー…冗談でも止めてくれ!その可能性は非常に高いんだから…」
ポピーお姉様楽しそう!
何だか私も楽しくなっちゃうわ!
「まぁ!?じゃぁ私に弟か妹が出来るんですのね!!とても楽しみですぅ!」
弟だったら、食べ頃になったらペロンといっちゃお!

「はぁ…居たら居たで面倒事を起こすのに、居なくなるともっと厄介な男よね…何で私は惚れちゃったんだろ…?」
お母様ってダメ男好きなのかしら?
「お母さん…いっその事、この機会にお父さんと別れちゃえば!お母さんの美貌なら、3人の子持ちバツイチでも引く手数多だと思うわよ」
「リュカ以外の男
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