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SHOCKER 世界を征服したら
世界征服!!
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「逃げろぉぉぉぁ!!!」
「うああああ!!!」
「うわぁぁ…『パンッ!』…ギャッ!!」


逃げ惑う市民に対して武装グループの1人は容赦なくAK-47小銃を乱射する。


タタタタタタタ!!!!


市民達を守ろうと武装グループの前に出た制服警官は血飛沫を上げて血に伏した。


パパパパパパパパパパ!!!
ドォォォォーーーン!!!


「酷い……酷過ぎる。なんてことをするんだ……」


思わず呟いていると武装グループの1人が青年に気づき、ゆっくりと銃口を向けた。
男は逃げようとはしたが恐怖で足がふらつき、やがてその場に倒れてしまった。
もうだめだ……俺の人生はここで呆気なく終了するのか……。死ぬ前に研究だけは完遂したかったなぁ。


彼がそう思った時だった。






パァァァン!!!



後ろから青年の髪を高速で何かが掠り、銃口を向けていた目の前のゲリラが血を流して倒れた。


「イーッ!!」


それは奇妙な光景だった。
全身黒タイツの男達が奇声を上げながら駆けつけてくるのだ。彼らはそれぞれ、大型のナイフや小銃で武装していた。


男達は瞬く間に彼らを一掃した。銃弾をあらかた掃射した後にまだ息がある者に対してナイフを腹部に突き刺してトドメを刺した。
また男達は信じられないほどの馬鹿力を持っており、ゲリラ達を軽々と担ぎ上げたり、投げ飛ばしたりしていた。


男達はゲリラを掃討し終えると、男達は生き残った市民達の救助作業を始めた。
黒タイツの男の1人が青年の元にも駆け寄って来た。


「君、大丈夫か?」


「あ、はい……ありがとう…ございます。助けてくださって……」


その男は青年に手を差し伸べると彼を立たせる。
青年は彼らが何者なのか気になり、恐る恐る尋ねてみた。


「その…貴方達は何者なんですか?」


すると黒タイツの男は少し考えた素振りを見せた後に言った。


「我々はショッカー。この世界を救い、改造するものだ」


「ショッカー………ですか……」




これがショッカーと青年……園崎琉兵衛との最初の出会いであった。
また、琉兵衛の研究は後にショッカー科学陣の目に止まり、後に『ガイアメモリ』開発のベースとなるのだがそれはまた別の話。
  
 




この日、世界各地で『アンチショッカー同盟』を名乗る武装集団がテロ活動を行った。日本を始め中国、韓国、北朝鮮などのアジア諸国では国内の至るところで武装ゲリラによる大量虐殺事件が起き、オーストラリアを含む欧米各国では新型ウィルスによるバイオテロ、アフリカや中南米、東南アジアでは連続爆破テロが発生した。
テロ攻撃は各国の
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