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新オズのオジョ
第八幕その四

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「そうだったでしょ」
「ラゲドー王も悪い人で意地の悪い巨人もいて」
「色々問題があったけれど」
「そういったこともでしたね」
「どんどんよくなっていってるでしょ」
「はい」 
 実際にとです、オジョはオズマに答えました。
「本当にそうですね」
「私達も政治でそうなる様にしたし」
「オズの国はよくなったんですね」
「そしてこれからもね」
「素晴らしい国になっていくんですね」
「問題はなくなっていいものは増えて」
 そうなっていってというのです。
「よくなっていくわ」
「そうなんですね」
「だからね」
 それでというのです。
「何処までもなのよ」
「そういうことですね」
「これは他の国で誰でもでしょ」
「何処までもですか」
「よくなっていけるわ、完全や絶対はなくてもね」
 それでもだというのです。
「際限もね」
「ないんですね」
「そうよ、だからね」
「僕達もですね」
「何処までもよくなっていけるわ」
「仙人にしてもだよ」
 関羽さんがまた言います。
「修行の結果仙人になっても」
「際限なくですね」
「そこからよくなっていけるのだよ」
「仙人さんもですか」
「それがしは菩薩とも言われているが」
 関羽さんはオジョにこのこともお話しました。
「仏教の」
「確か関菩薩ですね」
「そう言われているが仏にしても」
 こちらもというのです。
「煩悩から解き放たれて解脱しても」
「何処までもですね」
「解脱した先の道もあるから」
「さらにですか」
「修行をしてね」 
「よくなっていけるんですね」
「そうだよ、釈尊も」
 お釈迦様もというのです。
「解脱してからも修行をされていたね」
「そういえばそうですね」
「入滅されてもその後も」
「今もですか」
「修行をされているのだよ」
「そうですか」
「そしてそれがしも」
 関羽さんご自身もというのです。
「ずっと修行に励んでいるのだよ」
「神様になられてもですね」
「際限がないのだから」
 よくなっていくそのことにです。
「そうしているよ」
「そうですか」
「そして」
 関羽さんはさらにお話します。
「武芸も学問もそして人格も」
「磨く様にしていますか」
「そうしているのだよ」
「そう、国も人も努力していけば果てしなくよくなるから」
 だからだとです、オズマも言います。
「オズの国もよ」
「素晴らしい国にですね」
「よりなっていくわ」
「そうなんですね」
「ええ、そうなっていくわ」
 オズマはオジョににこりと笑ってお話しました、そしてです。
 そうしたお話をしつつです、オズマは皆を連れて先に進んでいきます。そうしてある山の前に来るとです。
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