第八幕その三
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「そうなのよ」
「そうですか」
「四霊獣の人達はオズの国の地上にいるけれど」
「干支の神々はですね」
「天界にいるの」
「そちらですか」
「そうなっているのよ、ただオズの国のそれぞれの海には」
オズの国の周りのです。
「龍王がいるわ」
「四海龍王ですね」
「あの人達がいて」
「それぞれの海を守護していますね」
「オズの国の海の他の神様と共にね」
「そうですか」
「オズの国は中国の神様も多くなったわ」
オズマの今の口調はしみじみとしたものでした。
「本当にね」
「そうなったんですね」
「そうなの」
「それがしもいるのだから」
ここで関羽さんが言います、今は赤兎馬に乗っています。大きな関羽さんが大きな赤兎馬に乗って余計に大きいです。
「他の神々がいてもだよ」
「当然ですね」
「そうなるな」
「左様ですね」
神宝もまさにと頷きます。
「中国、道教の神様が大勢おられても」
「そうだよ」
「そうですね」
「はい、それで孫悟空さんもおられて」
そしてというのです。
「その人達ともですね」
「機会があれば会えるよ」
「そうですね」
「本当にね」
「そして今回の旅では関羽さんとお会いして」
「願ったのならだよ」
「孫悟空さんともお会い出来ますね」
この人ともというのです。
「そうなりますね」
「そうなるよ」
「色々と楽しみですね」
「というかオズの国はどんどん変わりますね」
しみじみとしてです、オジョは言いました。
「色々なものが入って増えていって」
「どんどん素晴らしい国になっていますね」
「そうだね」
オジョは神宝に応えました。
「そうなっているね」
「そうですよね」
「ドロシーさんが最初に来た時から素敵な国だったけれど」
「その時からもですね」
「どんどん素晴らしい国になっているよ」
「何処まで素晴らしくなるでしょうか」
「何処までもよ」
オズマが二人に答えました。
「それはね」
「果てがないんですか」
「何処までっていいますと」
「そうよ、お空に果てがない様にね」
「オズの国が素晴らしくなることにも」
「果てがないんですね」
「そうなのよ」
こう二人にお話します。
「そうなのよ」
「そういえば」
オジョがここで言いました、オズマのお話を聞いて。
「最初はカリダも狂暴で」
「悪い魔女もいたわね」
「そうでしたね」
「ガーゴイルや透明な隈も怖かったわね」
「今は普通に大人しいですが」
「カバキリンもね」
この生きものもというのです。
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