第八幕その九
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「最初から思ってなかったけれど」
「先生にとって生きものは皆友達ですから」
「そうだったけれど」
「今ではですね」
「美味しいと思う様になったよ」
そうなったというのです。
「本当にね」
「左様ですね」
「そうだよ、じゃあ今日はボトル三本かな」
白ワインの飲む量はというのです。
「それだけ飲んでね」
「そうしてですね」
「飲み終わったら歯を磨いて寝るよ」
「そうしますね」
「そして明日も頑張るよ」
先生はお刺身もお豆腐も枝豆もホッケも食べました、そうして魚肉ソーセージも食べてそれからでした。
白ワインも実際に三本空けて飲みました、それからです。
歯を磨いてお布団に入って次の日は朝ご飯を食べて学校に行きましたが研究室に来た王子が先生から昨夜のお話を聞いて言いました。
「そうそう、日本人って色々なお魚を食べるよね」
「河豚もオコゼもね」
「毒があってもね」
「そして蛸やイカもだね」
「僕イギリスでは魚介類は殆ど食べてなかったよ」
王子もそうだったみたいです。
「ましてや蛸とかイカなんて」
「食べられるともだね」
「思っていなかったよ」
「そうだね」
「それが日本だとね」
今自分達がいるお国ではというのです。
「皆喜んで食べるからね」
「そうだね」
「しかもこれが美味しいからいいね」
「全くだよ」
「特にイカの姿焼きとね」
それにというのです。
「たこ焼きはね」
「美味しいね」
「たこ焼きは恐ろしい食べものだよ」
こうまで言う先生でした。
「本当に」
「あまりにも美味しいからだね」
「うん、ついつい食べて」
そうしてというのです。
「止まらなくなるよ」
「一旦食べだすとね」
「そうなるよね、たこ焼きは」
「僕もだよ」
「大阪名物だけれど」
「あれは凄いね」
先生もたこ焼きが好きなので言います。
「日本を代表するお料理の一つだね」
「大阪だけじゃなくてだね」
「そうだよ、ただね」
「ただ?」
「串カツでも魚介類が沢山あって」
その具の中にです。
「よく食べるね」
「海老にキスにね」
「ほたて貝にね」
「その蛸やイカも」
「色々あるね、シーフードも」
「そうだね」
先生も頷いて応えます。
「よくあるね」
「お肉だけじゃなくてね」
「それで僕もなんだ」
「先生串カツも好きでね」
「ネタでそちらもよく食べるよ」
魚介類もというのです。
「そうしているよ」
「そうだよね」
「妖怪も海にいる種類が多いし」
「ああ、そういえば」
王子も頷きます。
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