第二十七話
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の声か?
「マイちょっとビンタしてみてよ、ユウの力じゃ死んじゃいそうだし」
「わかった」
ビシバシビシ!!
いた! 痛い! 超痛いっす!
「やめ……ろ」
声が小さいながらも、やめろと抵抗の意思表示をしてみたが……
「やっぱりここは王道を征く水でしょ」
と、マイが同時に言ったため俺の言葉をさえぎっていた
そしてノリノリ、ヤカンに水を入れていた。
ちょっとまて! それをどうするんだ!
やめやめえろおおおおおおおおおおおおおおおお!!
しかし俺の体は動かなかった。
「「ほれほれほれーい」」
本日2度目の意識を失った。
◇ ◆ ◇
「君さあ、昨日退院したばかりでしょう?」
咎めるようにいう男性。
なぜ俺がこの白衣を着た男性に注意をされているんだろうかと記憶喪失の頭で考える。
これは…… 俺をこんな惨事にさせた人間を捜すミステリーが始まるのか!?
ということはないわけで、今俺は意識喪失でまた病院のベットで眠っていた。
どうやら彼女らのおふざけが過ぎていたらしい、さすがに悪乗りも酷すぎるため会ったら制裁だこの野郎。
とりあえず意識は元通りになったため、半日寝て退院できるらしい。
医師様、迷惑をお掛けしまして、本当に申し訳ございません。
病院から家へと帰る道を歩いていたら、携帯端末にメールが入った。
[よう、昨日は楽しめたか? 3時ごろに学習館に来てほしい。お前と話さなければならん用事ができた。マイさんも一緒に連れてきてくれ]
メールは剣先生からであった。
楽しめたの何も気絶させられたわけなのに、楽しいもあったもないよ……
2回も気絶させられたのに、まああいつらが楽しそうならいいか。
彼女らは、いつも楽しそうなんだけどね。
しかし、マイも一緒に来いとは何かあったのだろうか?
直接行ってみなければわからないかと考え、てきとうに返信して家へと帰る。
◇ ◆ ◇
自宅に帰ると、昼夜逆転生活でもしているのか、マイが眠っていた。
着替える途中で力尽きたのだろうとわかる、シャツを半分ブラがギリギリ見えなくもない位置で止まったまま寝ている。
横にいるユウはギリギリ全裸の状態で眠っていた。
つまりはそういうことだ。
スケベがしたくなるような欲求を抑え、彼女の肩を起こすために揺らす。
「マイさん、起きて―」
ゆらゆらゆらと揺らすと、腕の近くにある二つの球体も一緒に揺れる。
これにはタスクも、えっど幕府である。
小さい口からむにゃむにゃ、あと10分と声が聞こえる。
「お願い起きて」
できるだけユウを起こさないよう、彼女を揺
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