第二十二話
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闘エリアにあるのは、部外者が立ち寄ると、凍ってしまいそうなほどに、緊迫した空気だ。
自分のためにと戦う者と――――――
――――――狂った神が決めた仕組みから、能力を持たない人間を救い、世界のあるべき姿に戻すべく神殺しを始めようとしている者。
この場では、両者は絶対に交わらない、白線に描かれた直線だ。
誰の手でさえ、俺たちの進む道は変えることはできないだろう。
人間と人間とが絶対には、分かり合えないように、そんな彼らもまた交わらない。
だから俺たちは、向かい合っている。
自らの掲げる目標のため、自らの目指している信念のため。
善と悪が、衝突するようにその戦いは始まろうとしていた。
そんな余韻に、会場はいまだ先ほどのアクシデントに笑っていた。
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