第十一話
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って座っている。
食事代がさすがに馬鹿にならない……
舞はいいとして夕からはしっかり金を取らなあかんな……
「夕、舞! 皿ぐらいは用意してくれ!!」
こいつら…… とても意気投合しているのだ。
仲が急に良くなったり悪くなったりと、とんでもない連中だ。
俺には女の子の気持ちなんて全くと分からない。
明後日にはランク祭2回戦目というのに…… もうちょっとはだな、俺を気遣え!!
そして、特に何もなくランク祭当日。俺は学習館へと来ていた。
舞は剣先生に任せ、今は次の対戦相手の知らせを待つ。
2階にある教室へ上がる階段を登る。以前はあんなに重かった足並みがこんなにも軽くなっていることに驚いた。
左を曲がり、俺のクラスの奥の方を進む。
廊下で佇んでいた人たちはみんな俺を見ている。なんで俺を見ているんだ。あるものは俺と目を合わせると逸らす。
教室へとドアを開け俺の机へと進んでいった。
卍城王也を倒したためか、クラスの連中の俺を見る目が変わっていた。
Eランクの連中は、完全に俺を少し見ると、すぐに会話を始める。
アレに勝ったんだから評価も変わるんだろうなと思う。
あるものは完全に避けている。元からそんなもんだったから大して気にはしない。
もとからゴミを見るように見るお前らのことが大嫌いだからだ。
対戦相手の発表がもうすぐだ。
「対戦表だ。出場者は確認を」
黙想をしていると担任の矢吹がランク祭の表を配った。前の席の男が俺にへと配る。
どらどらと確認してみると3回戦目、佐部佑 盾田剣士という文字が並んでいた。
クラス中がざわめく。
「では、出るものは各自準備をしておくように」
いつものような硬い顔をしながら矢吹は教室を出ていった。
「あの…… 佑くんでいいんだよね」
表を確認してすぐに、後ろの彼女から声が聞こえてきた。
振り向きつつ名前もしらないため、どんな対応をしたらいいのか俺には分からず敬語を使う。
「はい佑です…… なんでしょうか?」
俺は何をビビってるんだろうかと思いながら彼女の顔を見た。
「次の対戦相手、盾田剣士ってこの学園最強の能力者だよ…… どうするの?」
どうするのって言ったてなあ……
「えっと…… やるしかないでしょう?」
そのことを聞くと、彼女は世間知らずを見るように俺を見た。
なんだよ当たったからには勝つしかないだろう。
「アレは人じゃない…… アレには絶対に勝てない」
彼女は俺を心配するように見た。
「ここにいる大方の人たちって、テレビに出てきているような普通の人ではないですよ…… 一応調べてみます」
そう言い返し、手元の携帯端末で学園のデ
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