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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
古里炎真・コズモルート
第6話B マスターは私が守る! 疾風のガオガモン
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つこの炎は死ぬ気の炎と言って、僕自身の生体エネルギーを炎として視認できるようにした超高密度のエネルギーなんです。基本は特殊な石で彫金したリングや、特殊な素材で作られた武器に灯す形で使用します」

ボウッ!!


炎真は大地のシモンリングに大地の炎を灯しながらそう説明した。


調「! その炎!」

切歌「さっき見たのと同じ炎デース!」

なのは「綺麗……」

ギンガ「ええ……」


大地のシモンリングから灯された、純度が高く澄み切った朱色をした大地の炎を興味深そうに見入るなのは達を見て、炎真は……


炎真(僕の炎はツナ君に比べれば純度も、死ぬ気の強さもまだまだだ……いつかツナ君みたいな炎を灯したいなぁ……)


自身より純度が高く、綺麗な炎を灯せる親友ーーツナに比べればまだまだだと内心苦笑し、いつかツナのような炎を灯せるようになることを夢見るのだった。

一方で……


はやて(死ぬ気の炎か……10年前アインスの命を救ってくれた『金髪の人』が纏ってた炎に似てる気がするけど、あの人の炎の色は橙色やったし、炎真君のとは違うんやろうなぁ……)


はやては10年前の闇の書事件で儀式消滅しようとしたアインスの体内にあったナハトヴァールの残滓を消し去り、アインスを死から救った『金髪の男性』が纏っていた橙色の炎のことを思い出し、炎真の炎はその男性のとは違うものだと感じていた。


なのは「ねえ炎真君、さっきクワガーモン達を地面に押さえ付けてたのって、その炎の力なの?」

炎真「ええ、そうですよ。僕の炎ーー大地の炎は重力操作の特性を持っていて、さっきクワガーモン達にやったように対象がいる場所の重力を強くして押さえ付けたり、逆に無重力にして対象を浮かせたりできます。後は炎の消費が激しいですけど、ブラックホールを発生させることもできるんです」

ギンガ「ぶ、ブラックホール!?」

はやて「た、ただでさえクワガーモンのような怪物を圧倒してたのに、ブラックホールまで作れるなんて……炎真君は見かけによらず恐ろしい子やなぁ」

切歌「最早人間かどうか怪しいのデース!」

炎真「えええっ!? ぼ、僕は皆さんが思っているようなデタラメな存在じゃないですよ!」

はやて「いやいや、クワガーモンを圧倒してる時点でもう十分デタラメや」

炎真「えー……僕なんか、ツナ君に比べたら大したことないですし……」

ギンガ「ふええ!? それって、炎真君の親友はもっとデタラメってこと!?」

調「恐ろしいけど、会ってみたいかも……」

炎真「……」


親友のツナと一緒に人外扱いされた炎真は苦い表情を浮かべるのだった。

一方で、炎真達の会話に参加していない約2名の女性がいた。


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