暁 〜小説投稿サイト〜
日本国召喚〜Country survival〜
邂逅編
第1話 転移・遭遇
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水は静かに頷きつつ口を開く。

「だが、全く情報を得る事が出来ずに流されるままにいるのも不味いのもまた事実だ。国会でその正当性を主張しつつ、出来る限り防衛省と情報局の望む形に出来る様にしよう…吉田外務大臣、新井経産大臣、この後の事前者協議は任せました」

『承知しました』

 こうして閣議は終了し、日本政府はクワ・トイネ公国使節団と協議を実施。2日間の会議にてクワ・トイネ公国から年間5500万トンという膨大な食糧を輸入する目途を立てた一方でその見返りに鉄道や近代的な港湾のODA(政府開発援助)と、整備に必要な最低限の科学技術供与を約束し、無事に国交を締結する事となった。
 同様に台湾や韓国も日本の仲介を経て国交を結ぶ事に成功し、食料の問題を解決した日台両国は次にクイラ王国にも使節団を派遣。こちらも順調に国交樹立に向けた外交的交渉に成功し、そちらは莫大な量の石油が出るとあって、日本は樺太のみに依存する状態から脱した。
 こうして異世界からの来訪者と最初に関係を有したクワ・トイネ公国は、その後のこの世界にて、日本と並んで大きな役割を果たす事となる。
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