始まりから夏休みまで
シリアスに突入する話。
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めに加勢しなかった…確かクレマくんとか呼ばれてた…!
なんだろうと思って話しかけようとしてみるがそれに割って入るようにタクヤくんが彼に話しかける
あっちは1人、こちらは数で勝ってるからかタクヤくんは喧嘩腰だ。
「あ、あーいや…そうじゃなくて…。」
「ア"ァん?」
「い、いやその…。」
もじもじしながら話す彼。
一体何がしたいんだろう?
「お前ら…FGOとかいうゲーム…してるじゃん?」
「ああそうだよ。テメェの親玉桐生いわくキモオタゲーのな。おめーみてーな奴には理解できないゲームだよ。」
「タ、タクヤくん!いくらなんでもそんな…!」
サングラスをかけた彼がすごむとそれなりに怖さはある。
ほら、クレマくんビビっちゃったじゃないか。
「わ、悪い…急に話しかけたりしてごめんな…!」
「おうおう!一昨日来やがれコノヤロー。」
そそくさと去っていくクレマくん。
彼…何か言いたそうだったな。
それか、ただ単に僕らと話がしたかっただけのような気がする…。
「きっと葛城をいじめようとしたに違いねぇぜ。でも安心しろよ。友作がいればあいつらもそう下手に手ぇ出してこないからな!」
「いや他力本願かよ。」
友作くん本人からツッコミが入る。
「でも…。」
「でも?」
教室から出、自分のクラスへと戻るクレマくんを見て思う。
「あの人…悪い人じゃないと思うんだ…僕。」
それから、後で聞いたことだけど彼は隣のクラスの狩井 暮馬(かりい くれま)という名前なのが分かった。
桐生と同じクラスで、何かと取り巻き達といることが多かったがその実はほぼパシリ的存在だとかなんとか。
それと友作くんのことだが聞くたびにはぐらかされ、とりあえずもういじめられることだけはないと思うぞ。とだけ言われた。
そうして時間は過ぎ、帰宅して時刻は深夜。
「へぇ、そんなことがあったのかい。」
「うん。」
その日の夜。
ベッドの上で最近の事をお栄ちゃんに話した。
「いじめてた奴が話しかけてきた…ねぇ。」
「正確には…彼は見てただけなんだけどね。」
「いや、止めずに傍観してたのならそりゃいじめと同罪サ。見つけ次第おれがしばき倒してやるから安心しナ!」
「そこまでしなくても…。」
ふぅ、と煙管の煙を吐きお栄ちゃんはそれを一旦戸棚に置く。
「それじゃあマイ…今夜もシようじゃないか…?」
窓から差し込む月明かりに照らされた彼女の裸体。
妖しさというか美しさというか、その芸術的な様子は嫌でも僕のものを奮い立たせた。
「お栄…ちゃん。」
「分かってる。今夜もたぁっぷり…朝が来るまで搾り取ってやるヨ。」
顎に手を添えられ、くいと持ち上げられる。
そのまま重ね
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