第64話 スカさんアジトにて、シスコン次女登場
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右腕を顔の前に出し、右手のグローブから親指、人差し指、中指から長い爪を出した。
それを俺に向けてくる。
しかしドゥーエさん、ちゃっかりスカさんに親友はいないって言ってるようなものだよね?
「あの………正直に言ってますし、間違って無いのでその物騒な右腕下ろしてくれませんかね?」
「い・や・よ」
もの凄いいい笑顔で言われました。
この人どうすればいいんだろう………
「ふぅ、いい湯だった………」
「ドゥーエさん、アイツこの前チンクに抱きついてましたよ」
「殺す!!」
「はぁ!?何言って………って誰だこの人!!」
「問答無用!!」
「危な!?っておい誰か止めてくれ!!」
振るった長い爪を避けて、俺に助けを求めるが、当然無視する。
当然、さっきまで捕まっていた2人は反応無し。
「………何をしてるのですかあなたは」
更に追撃しようとしたドゥーエさんをちょうどやって来たウーノさんが声をかけた。
「邪魔をしないでウーノ、私の可愛い可愛い妹に手を出したあの変態男を仕留めなきゃ………」
「はぁ………全くあなたは………」
一回ため息を吐き、
「そこに正座しなさい!!!」
ウーノさんの怒りが爆発した。
その後、正座を知らないドゥーエさんに怒りながら正座を教えて約2時間以上説教をしていた。
その間、俺と桐谷は放心状態になっているフェリアととても疲れた顔をしているディエチの面倒を見ていた。
ディエチはともかくフェリアのダメージがでかかったみたいだ。
ディエチ曰く、チンクはドゥーエのお気に入りで、消える前まではずっとチンクを抱いていたらしい。
取り敢えず、フェリアは桐谷に任せ、俺は説教中であるウーノさんに話しかけることにした。
「あの………ウーノさん?」
「なんでしょうか?今、説教中なので後にして欲しいのですが………」
「この部屋には何しに来たのでしょうか?」
「何しにって………あっ」
「零治ー!!」
ラボに戻ると、アギトが俺の顔にダイブしてきた。
じ、地味に鼻が痛い………
「私に全く慣れてくれなくてね………ハハッ、今度真面目に整形を考えるべきかな………?」
もう相当ショックだったようで、整形まで考えてる様子。
でも隠れるためにもしたほうが良いと思った事は言わないでおこう。
マジでやりそうだからな………
「それはウーノさんの為にやめたほうが良いと思う。それと、アギトはどうだった?」
「複数の薬物の摂取痕、他にも酷い実験後なんかがあったけど、一応治療しておいたよ。後遺症の心配も無し」
「まあ取り敢えずは安心だな」
いつまでも顔にひっつい
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