第一章
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ね」
「そう思うわ、じゃあ高校の間は勉強して」
「大学に入ったらね、大学は八条大学の芸術学部に行きたいわ」
「そこ私の出た大学じゃない」
姉は即座に言った。
「私は経済学部だったけれど」
「そうだったわね」
「必死で勉強して入ったわ」
勉強は苦手だったがそれでもだ。
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