第六幕その一
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第六幕 妖怪達の歯
牛女さんは二度目の手術の前に休日に先生をまたお家に呼びました、そうしてそのうえで動物の皆と一緒に来たこんなことを言いました。
「あれからライムジュースは控えています」
「そうされていますか」
「それよりもです」
こう先生に言うのでした。
「おぢゃをです」
「飲まれていますか」
「麦茶にお抹茶に梅茶にと」
「日本のお茶をですか」
「よく飲んで」
そうしてというのです。
「ライムジュースはです」
「控えられていますか」
「幸いお茶は大好きなので」
それでというのです。
「そちらを飲んでいますと」
「ライムジュースはですか」
「飲まないでいられます」
「お茶があればですか」
「はい」
そうだというのです。
「大丈夫です」
「それは何よりですね」
「お茶は美味しいですし」
牛女さんは先生に穏やかな笑顔でお話しました。
「しかも身体にもいいですね」
「はい、ビタミンがあります」
「そうですね」
「ですから飲みましても」
「身体にいいですね」
「左様です」
まさにというのです。
「ですから」
「それで、ですね」
「どんどん飲まれて下さい、またお砂糖を入れないと」
そうなればというのです。
「別に歯にもです」
「悪くないですね」
「はい」
そうだというのです。
「ですから」
「飲んで問題はないですね」
「全く、後は塩分とミネラルをです」
「摂ればいいですね」
「そうされて下さい」
「塩分でしたら」
牛女さんの傍にいる若い人が言ってきました。
「お料理にです」
「入れていますね」
「はい」
まさにというのです。
「そうしています」
「それは何よりです」
「和食ですと塩分が多いですね」
「そうですね」
「ですから」
それでというのです。
「これといってです」
「塩分のことはですね」
「問題ないです」
こちらのお料理を食べていると、というのです。
「そしてミネラルもですね」
「和食ですと」
先生は笑顔で応えました。
「別にです」
「問題なしですね」
「そちらのお料理でしたら」
「それでは」
「あと実は」
ここでまた牛女さんが言ってきました。
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