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宇宙戦艦ヤマト2199〜From Strike Witches〜
出航編
第5話 星の海を駆けし魔女
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を納める。
 そしてサブアームで兵装やシールドを保持しているバックパックが生命維持ユニットや脚部ユニットと接続されると、彼女達のヘルメットから光の耳が生じ、ユニット全体から低重音が鳴り始める。

「ストライク01、出るぞ!」

 美優の掛け声と同時に、美優機を固定していたフレームがユニット全体を解放し、ユニットはフレームの一部によって運ばれ、真空化によって開放されたハッチへと向かい、床面のカタパルトと接続。そして電磁式カタパルトによって加速したユニットはバックパック部のスラスターを焚いてフレームから離れ、宇宙空間に飛び出す。
 フレームは直ぐに収納されて次のウィッチの乗るフレームと交替され、30秒に1機のペースで両方のハッチからウィッチと飛ばしていく。そうして計12機のウィッチが展開される中、艦載型〈コスモファルコン〉も12機発艦し、計24の編隊が宇宙空間に舞い上がった。

「…まさか、過去のあの伝説の部隊を構成した者達の子孫が、こうして一同に会する日がまた来ようとはな…」

 美優はそう呟きつつ、真後ろを向く。そして再び顔を真正面に戻し、命令を発した。

「偵察機からの情報では、敵は新型の超弩級戦艦を中心に、複数の新型艦で構成された20隻程度の機動艦隊だ。艦船型ネウロイも同様の数と編成で成り立っており、空母は確認されていない! ウィッチ部隊は対ネウロイ攻撃に専念し、通常機は敵艦の攻撃に専念せよ!」

『了解!』

「よし…第501統合空間航宙団『ストライクウィッチーズ』、初陣の時だ!絶対に敵艦隊を「天城」へ近づけさせるな!」

 美優の号令とともに、24機は急加速して小惑星の合間を抜け、敵艦隊のアイコンがヘッドマウントディスプレイに映るのを確認する。そしてシールドと一体化しているミサイルランチャーを敵艦隊に向けて、照準を定める。

「デコイ、撃てえ!」

 美優の号令とともに、一同は一斉にデコイ弾を放ち、それらは妨害電波を放ちながら飛翔する。そしてそれを察知したガミラス艦隊は大急ぎで対空砲火を撃ち上げるが、デコイ弾は広範囲にわたって展開され、ガミラス艦のレーダーを狂わせる。しかもデコイ弾自体がかなり小さいため、それらを撃墜するのも難しかった。
 デコイ弾で自身の姿を晦ました編隊は敵艦隊の下方に回り込み、そして急上昇をかける。
 船体下部は大気圏突入の際に生じる高熱と空気との摩擦に耐えうる様に頑丈に出来ているが、同時にセンサーも装甲機能との兼ね合いもあって然程高精度に作られてはいない。そしてデコイ弾でレーダーを誤魔化している中、ウィッチ達は艦隊下部から迫り、そして艦船型ネウロイに奇襲を仕掛ける事に成功した。
 20ミリレーザー機銃がネウロイの外壁を削り、そこにミサイルを叩き込んで大きく抉る。そうして内部に隠さ
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