暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百三十話 夜会は続けともその五

[8]前話 [2]次話
「いずれわかる」
「あの、そう言ってますけれど」
 それでもとだ、ろくろはその巽に言った。
「今までです」
「言っていないか」
「具体的には」
「言うべき時が来ればだ」
 その時はというのだ。
「言おう」
「そうですか」
「その時は必ず来る」
「その時を待っていればいいんですね」
「そういうことだ」
 こう言うのだった。
「いいな」
「この人は変わらないな」
 紅緒も言うことだった。
「どうにも」
「そうだよな」
「では今は機会を待つか」
「それしかないな」
「そうよね、ただたえさんって」
 繭良はそのたえを見つつ話した。
「伝説と言うだけあってね」
「ああ、絶対に只者じゃねえ」 
 黒木場もこのことは確信している。
「凍ったままの肉や魚食う以外にもな」
「そうよね」
「それは俺にもわかる」
 こう繭良に返す。
「本当にな」
「そうよね」
「流石に食いものはちゃんと調理したのを食って欲しいがな」
「凍った肉はちょっとな」
 郁美も難しい顔で言う。
「そのまま食って欲しくないしな」
「そうだな」
「本当にな」
「とはいっても言ってもな」
 一方通行は食べつつけるたえを見つつ言った。
「耳に入ってねえな」
「というかこの人何考えているのか」
 ネルヴァも言ってきた。
「わかりませんわ」
「とはいっても」
 今度は真夢が言ってきた。
「この人はかなりの人なのはね」
「間違いないですわね」
「若しも」
「若しも?」
「ただの人なら」
 その方がというのだ。
「驚くでしょ」
「そうですわね」
 ネルヴァは真夢のその指摘に真剣な顔で頷いて答えた。
「伝説と言われていますし」
「絶対に佐賀県で相当の人だったか」
「そちらの世界で言うアイドルの世界で、ですわね」
「かなりの人だったのよ」
「巽さんが何を言われずとも」
「私は間違いないと思うわ」
「まあこの人は喋らないね」
 タスクはその巽を見て言った。
「絶対に」
「そうよね」
「そんな人じゃないよ」
「わかる時が来る」
 巽は腕を組み肩でスーツを着て不敵な笑みで答えた。
「やがてな」
「そう言ってずっと答えてませんよ」
「今は時でないのだ」
 タスクに真剣な顔で答えた。
「伝説が明らかになる時はな」
「だからですか」
「そして俺のこともだ」
「そういえば佐賀県であることはわかっていても」
 ここで言ったのは小糸だった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ