第四百三十話 夜会は続けともその四
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「鬼に金棒なんだよ」
「そうですのね」
「ああ、だからどんどん食ってくれよ」
「それでは」
「流石肉将軍だな」
ロム爺はハンバーグを何枚も食べつつ言う。
「かなりの味だぜ」
「肉料理なら任せておきな」
「ははは、言うだけはあるな」
「どんどん焼くからな」
「お肉を食べないと」
まさにとだ、今言ったのはステラだった。
「駄目な時ってあるわね」
「おう、あんたもよく食うしな」
「食べないとね」
どうしてもというのだ。
「満足に動けないから」
「火を使うとだな」
「やっぱりエネルギー使うってことね」
「そうだよな、それでな」
ここでロム爺はたえを見た、見れば。
ハンバーグではなく生の巨大な肉にかぶりついている、ロム爺はたえの獣の様な食いっぷりを見て言った。
「この嬢ちゃんはいつもこうだな」
「その肉まだ調理どころか解凍もしてねえんだけれどな」
郁美は眉を曇らせて言った。
「たえは普通に食うからな」
「そうだな」
「よく食えるな」
こうも言った。
「凍った肉なんてな」
「しかも塊を骨ごとだからな」
「本当に凄いな」
「ある意味な」
「ゾンビだからでしょうか」
かなり真剣にだ、安堂はロム爺に話した。
「たえさんの場合は」
「だからか?」
「そうでしょうか」
「それなら他のゾンビの娘もだろ」
ロム爺は四百グラムのハンバーグ目玉焼きを上に乗せたそれを瞬時に食べて言った。
「そうなるだろ」
「そういえばそうですね」
「だからな」
「たえさんだけですか」
「そうだろ」
「この前俺が出した鯛凍ったまま食ってたがな」
黒木場も言う。
「流石に止められなかったな」
「驚いてだな」
「凍った鯛だぞ」
黒木塲は一方通行に話した。
「誰も食わねえからな」
「勿論俺も食わねえぞ」
「あんたが普通なんだ」
こう一方通行に返す。
「それはな」
「そうだな」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
「唖然となって止められなかったぜ」
「ガウウウウウ」
たえはそんな黒木場に目もくれず食べ続けている、黒木場はその彼女を見て今度はこんなことを言った。
「相当凄いな」
「そういえば伝説なんだよな」
ろくろはたえのその通り名のことを言った。
「何が伝説なんだ?」
「それは何かがだろうけれど」
繭良も言う。
「具体的にはな」
「全然わかっていないわね」
「まだな」
「本当に何が伝説なのかしら」
「伝説は伝説だ」
それを知る巽の言葉だ。
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