第四百三十話 夜会は続けともその三
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「その時に」
「そうね、それじゃあね」
「私達はね」
「今はゾディアーツを倒していくことね」
「皆と一緒に」
「戦いははじまったばかりよ」
メリダにトゥアールも言ってきた。
「まだね」
「これだけの激しさでも」
「そう、この状況が何日も続くわ」
トゥアールはエリーゼにも話した。
「だからね」
「限界が来たら」
「休むことよ」
そうしなければならないというのだ。
「いいわね」
「訓練の時にお話した通りに」
「そう、休む時は休むことよ」
トゥアールはこのことは強い声で言った。
「いいわね」
「それじゃあ」
「こうした状況だから」
るなも真剣な顔で言う。
「休憩も大事なの」
「それでは」
「疲れた時は後ろに下がって」
そうしてというのだ。
「休みましょう」
「それでは」
メリダはその話を聞きつつ戦っていった、そうして戦士達は実際に限界が来ると後方に下がってそのうえでだった。
休憩を取った、それでだった。
ネルヴァは後方でハンバーグを食べたがここでこう言った。
「美味しいですわね」
「どんどん食べてね」
夏目もハンバーグを食べつつネルヴァに言う。
「それで寝ることもね」
「することですわね」
「貴女もね」
「それでは」
「それと」
夏目はさらに話した。
「このハンバーグだけれどね」
「ハンバーグの上に目玉焼きを乗せていますわね」
「これがいいのよね」
「そうですわね」
「ハンバーグだけでも美味しいけれど」
「上に目玉焼きがありますと」
「余計に美味しいよね」
言いつつ夏目も言う。
「これが」
「病みつきになりますわね」
「この組み合わせは我が国のものだ」
ラウラもそのハンバーグを食べつつ言う。
「ドイツもな」
「ラウラさんのお国ですわね」
「そうだ、ビスマルクという人が考え付いた」
「そうですの」
「元々ハンバーグは我が国の料理でな」
それでというのだ。
「別の名前にしても」
「それをですのね」
「ビスマルク卿は好きで卵料理も好きで」
「両方を合わせましたの」
「それで食べてみたところだ」
これがというのだ。
「実に美味くだ」
「定着しましたの」
「そういうことだ」
「そうした経緯があったとは」
「これがまた美味んだよ」
その料理を作っている郁美が言ってきた。
「ハンバーグと目玉焼きの組み合わせが」
「ハンバーグだけでもいいでしょうが」
「そこに目玉焼きも加わるとな」
それこそというのだ。
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