第四百三十話 夜会は続けともその一
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第四百三十話 夜会は続けとも
決戦の日が来た、戦士達はもう森に来ていた。その森に入ったところでキングはどうかという顔で言った。
「時間はわからないけれどね」
「はい、夜のままなので」
ギルサンダーがキングのその言葉に応える。
「どうしてもですね」
「時計を見ないとわからないよ」
「時計はちゃんと動いているからね」
愛香が言う。
「確かめられるけれど」
「それでもでありんす、夜のままですと」
シャルティアも言う。
「時間がわかりにくいでありんす」
「そうした場合は腹時計だ」
こう言ったのは斎子だった。
「それで確かめればいい」
「お腹の具合で、でありんすか」
「そうだ、我々は今は決まった時間に飯を食っているな」
「それでお腹の減り方もでありんすか」
「決まっている、だからだ」
それでというのだ。
「それで計るといい」
「それ普通は出来ないんじゃないかな」
ジェイクは斎子のその提案に突っ込みを入れた。
「食べ具合にもよるしね」
「食ったものや量によってか」
「それでね、少なくとも正確にはね」
「わからないな」
「だからやっぱり時計を見るのが一番いいよ」
ジェイクは自分の腕時計で時間をチェックしつつ述べた。
「それがね」
「それはそうだな」
斎子もジェイクのその言葉には素直に頷いた。
「ジェイクさんの言う通りだ」
「えっ、副長が素直に頷くなんて」
これには恭子も驚いた。
「いつも暴走して隊長に頭捕まれるのね」
「実は僕も用意していたよ」
迅にしてもだった。
「何時でも出られる様にね」
「そうでしたね」
「それがね」
「ジェイクさんが止めてくれましたね」
「うん、それとだけれど」
ここで迅は美咲を見て言った。
「美咲さん今来たんですね」
「ええ、これまで迅雷ネットと戦っていたけれど」
それがとだ、美咲は迅に笑顔で答えた。
「一段落ついたし決戦だから」
「それで、ですね」
「ここに来たの」
「そうですね」
「ええ、じゃあ今から時間だから」
決戦、それがはじまる時になろうとしているからだというのだ。
「これからね」
「変身ですね」
「それに入るわ」
「ああ、今から変身だ」
如月も美咲の言葉を聞いて言う。
「仮面ライダーになるぞ」
「もう心構えは出来ている」
朔田も言う。
「何時でも変身出来る」
「それじゃあな」
「今から変身だ」
「じゃあ私からね」
まずは美咲だった、まずはベルトを出し。
そのベルトを腰にセットしまずは左手をそれから右手をベルトの前にやった。そうして柔らかい動きでだった。
左手を拳にして己の顔の横に勢いよく振ってそうして動きを止めてから叫んだ。
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