第五幕その十一
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「想像も出来ないから」
「オズの国より遥かに歴史が長いですね」
「一体どうしたお家かも知りたいわ」
こうお話するのでした、そしてです。
皆はマンチキンからカドリングに進んでいきます、その途中で十時と三時のティータイムは欠かさないですが。
三時に今はイギリス風のティーセットにホットミルクティーを飲んでです、オジョはこう言いました。
「紅茶を飲みますと」
「ほっとするね」
「そうだよね、三時の楽しみだよ」
一緒に飲んでいるボタンにも言います。
「セットもね」
「今日のセットもいいね」
「うん、上段はスコーンで」
三段のそれはです。
「中段はシュークリームでね」
「下段はバウンドケーキだね」
「このセットがいいね」
「そうだよね」
「僕紅茶はレモンティーをよく飲むけれど」
「ミルクティーもだね」
「結構好きでね」
それでというのです。
「今もね」
「楽しんでいるね」
「そうだよ」
実際にというのです。
「こうしてね」
「僕と一緒だね」
「ボタンもミルクティー好きだね」
「中にお砂糖を沢山入れて」
そうしてというのです。
「飲むのが好きだよ」
「甘いからだね」
「僕甘いもの大好きだから」
だからだというのです。
「ミルクティーもね」
「お砂糖を沢山入れてだね」
「飲むのが好きだよ、ミルクもね」
こちらもというのです。
「甘いからね」
「好きだね」
「ミルクとお砂糖でうんと甘くして」
そのうえでというのです。
「そのうえでね」
「飲むんだね」
「今みたいにね、そしてね」
「ティーセットもだね」
「甘いものがね」
そうしたものがというのです。
「好きだよ」
「それも大好きだね」
「そうだよ」
このことを否定しませんでした。
「だから僕も三時が楽しみだよ」
「十時もだね」
「うん、甘いものが食べられるから」
大好きなそれがというのです。
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