第7話 理性と本能
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奮状態に入ると、普段のサファイアブルーからエヴァと同じく深紅の瞳に変わる。
「またさっきみたいに、気が狂うまで寸止めします?それとも頭が真っ白になって焼き切れるまで逝かせてくれますか?あぁ、お尻もいいですよ」
そうやって、いくらか普段よりも早口で、しかしはっきりと告げ、私を煽ってくる。
この1年で、すっかり私に染められ始めたエヴァ。
私自身、それを止めるつもりもない。
まだ幼い?判断がつかない?状況を利用して刷り込んだ?そんな戯言は全くの無意味。
私達は出会い、愛し合った。それだけ。
理性も倫理もかなぐり捨てて、私達のしたいようにする。
エヴァには名実共に私の生涯のパートナーになってもらう。
そんな彼女が煽ってくる。受け入れてくれている。
時折こうして、口で主導権を握ろうとしてくる。
だから私はそれに乗るの。
手に力を込めて、彼女の呼吸を阻害する。
息の苦しくなった彼女は顔を赤らめ、唇から涎を垂らしはじめる。
でもその瞳だけは、とろんと蕩けているの。
・・・これでまだ処女なのだから、自分の鬼畜魔改造ぶりに驚く。
そういえば、魔法で肉体を一部変形させるものがあったはず。
それを利用すれば念願のあのシチュを作りだす事も・・・そうすれば『私自身』でエヴァの処女を・・・
そんな思考を飛ばしながら、それすらも次の瞬間には放棄して私はエヴァの耳元で告げる。
「全部よ」
「!!!」
私が告げた瞬間、体をひくひくと痙攣させるエヴァ。
私の一言でこれからの自分を予想して、達したのね。
まったく、自分の調教ぶりに呆れるわ。
・・・けどやめない。やめられる訳が無い。
そんな事を思いながら、私はエヴァを抱き寄せ、キスをした。
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