暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
尾行〜
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、あぅぅ・・・」


しまいには涙目になってガタガタ震え出してしまう。

「詠・・・マジで大丈夫か・・・?」

「・・・ふ、ふー・・・だ、だだ大丈夫に決まってるじゃない・・・」

「・・・そっか。はは・・・」

「わ、笑うんじゃないわよ!」

「いや・・・なんか可愛くてさ・・・くく」

「な・・・!なな・・・」

あ、そろそろ詠の思考回路が切れる。


「そういえばさ。詠、そろそろ剣変えたいって言ってたろ?ほら」

詠にトレードで剣を渡す。

「え・・・?わ、わざわざボクの為に・・・?」


「プレゼントさ。たまにはいいだろ?」

「・・・あ、ありがとう」


「どういたしまして。・・・そだ、何なら試し切りに行くか?」

「え?・・・えっ、と・・・ま、まあ咲が行きたいなら・・・」

「はいはい。行こうぜ」

『・・・ご馳走様ッス・・・』


そんな感じで一日を過ごしたのだった・・・
























































亮〜


・・・朝日が差し込む中、俺は自分の家のある部屋に入る。

「おはよう・・・サチ」


「・・・」


相変わらずサチは虚空を見つめ・・・何も発しようとしない。

「・・・やっぱり、現実は変わらない・・・か」

「亮さん・・・」

「亞莎・・・はは、弱気だよね、俺」

「いえ、亮さんは優しいから・・・そうやって皆を心配できるんですよ。それに、本当に弱気ならこんな世界にまで私達を助けに来てくれません」

「・・・ありがとう、気が楽になったよ」


「いえ・・・亮さんの助けになれたのなら、嬉しいです」

「・・・ん?」


その時、誰かが入り口を誰かがノックした。

「誰だ・・・?はーい!」

ドアを開くと・・・

「よっ」

「咲?どうしたんだいきなり」

「いや、前に整備代が掛かるって言ってたろ?だから俺の友達のとこに連れてこうかなってな」

「へぇ・・・あ」

亞莎を見ると・・・

「私は構いませんよ。行ってきて下さい」

「あ、うん。分かった・・・」

俺は用意すると言って、サチの前に立つ。

「・・・ごめんな。行ってきます」

「・・・」

俺は装備を整え、家を出る。


「お前・・・街中位フル装備じゃなくても・・・」

「うっせ。いいだろ別に」


俺は頭を掻きながら尋ねる。

「どんな友達なんだ?」

「普通の女の子だよ。わりと
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