尾行〜
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、あぅぅ・・・」
しまいには涙目になってガタガタ震え出してしまう。
「詠・・・マジで大丈夫か・・・?」
「・・・ふ、ふー・・・だ、だだ大丈夫に決まってるじゃない・・・」
「・・・そっか。はは・・・」
「わ、笑うんじゃないわよ!」
「いや・・・なんか可愛くてさ・・・くく」
「な・・・!なな・・・」
あ、そろそろ詠の思考回路が切れる。
「そういえばさ。詠、そろそろ剣変えたいって言ってたろ?ほら」
詠にトレードで剣を渡す。
「え・・・?わ、わざわざボクの為に・・・?」
「プレゼントさ。たまにはいいだろ?」
「・・・あ、ありがとう」
「どういたしまして。・・・そだ、何なら試し切りに行くか?」
「え?・・・えっ、と・・・ま、まあ咲が行きたいなら・・・」
「はいはい。行こうぜ」
『・・・ご馳走様ッス・・・』
そんな感じで一日を過ごしたのだった・・・
亮〜
・・・朝日が差し込む中、俺は自分の家のある部屋に入る。
「おはよう・・・サチ」
「・・・」
相変わらずサチは虚空を見つめ・・・何も発しようとしない。
「・・・やっぱり、現実は変わらない・・・か」
「亮さん・・・」
「亞莎・・・はは、弱気だよね、俺」
「いえ、亮さんは優しいから・・・そうやって皆を心配できるんですよ。それに、本当に弱気ならこんな世界にまで私達を助けに来てくれません」
「・・・ありがとう、気が楽になったよ」
「いえ・・・亮さんの助けになれたのなら、嬉しいです」
「・・・ん?」
その時、誰かが入り口を誰かがノックした。
「誰だ・・・?はーい!」
ドアを開くと・・・
「よっ」
「咲?どうしたんだいきなり」
「いや、前に整備代が掛かるって言ってたろ?だから俺の友達のとこに連れてこうかなってな」
「へぇ・・・あ」
亞莎を見ると・・・
「私は構いませんよ。行ってきて下さい」
「あ、うん。分かった・・・」
俺は用意すると言って、サチの前に立つ。
「・・・ごめんな。行ってきます」
「・・・」
俺は装備を整え、家を出る。
「お前・・・街中位フル装備じゃなくても・・・」
「うっせ。いいだろ別に」
俺は頭を掻きながら尋ねる。
「どんな友達なんだ?」
「普通の女の子だよ。わりと
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ