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ドリトル先生と牛女
第五幕その四
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「二百万はどうしてもって言われたから」
「受け取ったんだ」
「そうしたのね」
「そのお金は」
「何でも牛女さんにとっては何でもないらしいけれどね」
 それだけの額のお金はというのです。
「二百万は」
「そうなのね」
「牛女さんってお金持ちなのね」
「姫路城のお姫様もだったけれど」
「牛女さんにしても」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「何でもないみたいだけれどね」
「先生にとってはね」
「歯の手術としては」
「とてもね」
「多過ぎるね」
「そうだよ、だからあとの二回は受け取らないよ」
 その分はというのです。
「僕はね」
「それがいいね」
「先生がそう言うならね」
「それじゃあね」
「お金はこれだけだね」
「うん、あと手術は無事に成功したから」
 先生はこのことは笑顔でお話しました。
「もうね」
「後二回の手術もして」
「それでだね」
「牛女さんの歯は完治するね」
「そうなるね」
「虫歯はね」
 本当にとです、トートーが言いました。
「辛いらしいからね」
「私には歯がないけれど」
 ポリネシアは自分のお口のお話をしました。
「なると辛いことはわかるわ」
「ええ、何かとね」
 ダブダブも言います。
「最近歯のお話をよくするし」
「鳥に歯はないけれど」
「哺乳類にはあるから」
 チープサイドの家族も言います。
「それでもね」
「虫歯はなると怖い」
「だからならないに越したことはないよ」
 ホワイティは鳥達に言いました。
「最初からね」
「そしてなったらすぐに治療する」
 チーチーはなってからのことをお話しました。
「それが大事だってことだね」
「歯がどれだけ大切か」
 老馬の口調はしみじみとしたものでした。
「最近実感するよ」
「歯が一本でも欠けると大変だっていうことも」
 ジップも言いました。
「最近先生とお話して頷くばかりだよ」
「虫歯にならない様にしないと」
「そこから気をつけて」 
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「そうしてね」
「なったらすぐに治療だね」
「僕達も気をつけないとね」
 ガブガブはお話をまとめる様に言いました。
「本当に」
「うん、例え歯がなくてもね」 
 それでもとです、先生は皆にお話しました。
「お口の中は清潔にね」
「それが大事ね」
「歯がなくても」
「ルイ十四世のこともあるし」
「そうしないと駄目ね」
「それが出来たら」
「そう、お口の中が汚いと」
 例え歯がなくても虫歯でなくてもというのです。
「よくないからね」
「そこから雑菌が入ったりしてね」
「いざって時に病気になるから」
「だからだね」
「お口の中は奇麗によね」
「歯を磨いていなかった人が歯
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