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氷の龍は世界最強
氷の皇帝
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演技でもねぇから止めてくれ。それだけは・・・・・・」
 レオは顔を青ざめる形で言葉を漏らした。

 ここで、ほのかが
「そういえば、蒼汰さんと達也さん、深雪とはどういった関係なの?」
 俺たちの関係を聞いてくる。
「俺と達也、深雪は幼馴染みだ。幼少の頃から一緒にいたからな」
「へぇ〜、そうなんだ」
 エリカはそれで納得してくれた。
 俺としてはこれで納得するのかという疑心がある。
 いや、疑心暗鬼もいかんな。
「それよりもよ。蒼汰はいつ、魔法を使用したんだ? 俺らの眼から見ても、CADを使用したのか分からなかったぜ」
 レオが俺にいつ、魔法を使用したのか。CADを使用したのかを聞いてくる。
「いや、俺はCADを使用していない」
「でも、魔法を使っていたじゃない」
「俺は存在するだけで、水と氷を支配し、自在に操ることができる」
「どういうこと?」
「つまり、俺は存在するだけで支配対象である水さえあれば無関係に操れる。だから、こんなことだってできる」
 俺は右手をかざすだけで掌に氷の結晶が出来ていく。
 レオやエリカたちは俺が氷の結晶を生成したのを見て、
「魔法を超越しているわね。蒼汰くんは・・・・・・」
「全くだぜ」
 俺が超越者に聞こえる言い方をした。
「まあ、校門での氷の蔦は準備をしていたけどな」
「準備?」
「一高全域に設置型の魔法式を展開して、巨大な魔法式を構築、展開する。そして、ある一定の領域内では魔法式、起動式の構築を吹っ飛ばしてしまう展開し、魔法を行使する大規模魔法を準備してある」
「どういうこと?」
「つまり、俺は一高全域では魔法の発動工程を吹き飛ばして、即時展開することができるというわけだ。要するに俺はデタラメな魔法を使用している」
「マジで、デタラメだな」
「CADすらも使わずに魔法を使える上にデタラメな魔法まで持っているなんて、規格外すぎるでしょう」
 確かに規格外だな。
 だが――、
「だが、領域の設定や準備に時間が掛かってしまうが、一度、発動してしまえば、俺は水と氷を自由自在に操れる。まあ、一高全域だけの話だ」
「ですが、蒼汰くんは一高全域では無類の強さを発揮できます。それを抜きにしても、蒼汰くんが強いのは明確な事実です」
「深雪。事実を褒めるのはいいが、関東圏では、それを準備するのに時間が掛かる。俺が準備早かったのは姉さんのおかげだ」
「お姉さん?」
「蒼汰さんにはお姉さんがいるの?」
 ほのかと雫が俺に姉がいるのか聞いてくる。
「2年の氷川玲奈さんだ。彼女は蒼汰のお姉さんだ」
「玲奈さんも蒼汰くんと同じように私とお兄様の幼馴染みです」
「ついでに言えば、俺は姉さんが先に構築したデタラメな魔法を上書き、更新しているだけだ。まあ、来週からの部活動勧誘週間で
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