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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
戦えないDはただのD/種火のなる不思議な島
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。ですが…?」
「ですが…と言いますと?」
液体で満たされた透明な水槽を見る丹下。
そこには、仮死状態で保存されている"あるサーヴァント"
「過去、我々の幹部がそこに行き"返り討ち"にあっている。油断してはならない。彼女は命を以て私達にそう教えた。」
「だからこそ…この"試作体"も使用すると?」
様々なチューブが繋がれた水槽のサーヴァントを見て、部下がそう言うと丹下はただ頷いた。
「油断してはならない。慢心など以ての外。財団の掲げる理想の世界が出来上がるその時までは、ね。」
端末を閉じ、デスクに置くと丹下はその場を去る。
「見てみたいんですよ…代表の思い描く世界…その先に何があるのか…その先にどれ程の不幸がありふれているのか、ね。」
?
それから大体二十時間後くらい…
「マスター、起きなさい。」
「…。」
「起きなさい。」
「あ"っいだだだだだだ起きます起きます起きます!!!」
早朝
ぐっすり眠っていたマスターは自らのサーヴァントに指をヤバい方向に曲げられ、起きる。
「な、なんですか急に?」
「お客様が来たようだけれど?」
「お、お客様ぁ?」
お客様?
とはいってもまだこの種火の島は営業時間ではない。
というかこんな早くに来るとかどれだけ欲しいんだよ…
と心の中でボヤきながら彼は顔を洗い、手早く準備を済ませると家から出る。
そこにいたのは
「すいませーん…まだやってないんですけど…」
まず目に入ったのは巨大な空飛ぶ船。
噂に聞いたことがある。ハインド商会の
黄金の鹿号
(
ゴールデン・ハインド
)
だ
次に
「え、デブじゃん。」
「まーちゃん失礼だよ!!」
目の前にいるいかにも小悪党みたいな男とおそらく彼のサーヴァントであろう刑部姫。
出会い頭にデブとは失敬な。
とはいえ、自分がデブなのは認めざるを得ない事実なんだけどさ…。
「ついに第1歩です!暮馬さん!」
「いやーまさか1日かかるなんて思わなかったな。」
そして船から飛び降りてきたもう2人。
主人公みたいな人と、あれは巴御前だったっけな?
彼らもまたお客さんなのだろうか?
「えーと…あなたがここの偉い人?」
飛び降りてきた男がそう尋ねてくる。
「はい、まぁ。」
「じゃあ朝早くにごめんなさい。それと…。」
男が小悪党みたいなやつの肩を叩く。
叩かれた奴は渋々頷くと前に出た。
「俺じゃないと…だめ?」
「だめだろ。探偵さんがホテルの支配人さんに頼まれたんだろ!」
「いや俺デブ嫌いだし。痩せてから出直して来いって感じなんだけど…。」
来て早々失礼のオンパレードをかます小悪党。
なんなんだこいつは、ホントになんなんだ。
来たの
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