第106話
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜ユミル近郊・ユミル方面メンフィル・クロスベル連合軍駐屯地・作戦立案天幕〜
AM:12:30――――――
「「「――――――失礼します!」」」
「あ…………」
エフラムがどこかに通信をして数分後、金髪の中性的な容姿の少年騎士、金髪の少女騎士、そして緑髪の青年騎士が天幕に入ってきてリィン達の前に姿を現し、3人の騎士達に見覚えがあるリィンは呆けた声を出した。
「カイル・ベルグリーズ以下3名、参上致しました!」
「ご苦労。前もって知らせたように今からお前達の部隊は灰獅子隊と合流し、灰獅子隊を支えてもらう。その為、お前達の指揮官は俺とエイリークからリィン少将に移行しているから以後リィン少将の指示に従うように。なお、期間は今の所今回の戦争終結までとなっている。」
緑髪の青年騎士―――カイル・ベルグリーズが敬礼をして答えると、エフラムがカイル達を見回して指示をし
「「「イエス・マイロード!!」」」
エフラムの指示に対してカイル達は敬礼をして答えた。
「フフ、積もる話もあるでしょうし、私と兄上はこれで失礼しますね。――灰獅子隊での活躍、期待しているわね、フランツ、アメリア。」
「「はいっ!」」
そしてエイリークは少年騎士と少女騎士に声をかけた後エフラムと共にその場から去った。
「リィンさん。もしかして彼らはエーデルガルトさん達と同じ……」
「はい。灰獅子隊にはいなかった残りの黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)のクラスメイト達と二人の直接指導をしていた先輩です。」
「うふふ、という事はこれでの黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)は担当教官であるセシリアお姉さんを除けば”勢揃い”した事になるわね♪」
エフラム達が去った後に問いかけたプリネの質問にリィンが答えるとレンは小悪魔な笑みを浮かべた。
「えへへ……――――――久しぶり、リィン!」
「訓練兵の卒業式以来だね。エレボニアでの留学は色々と苦労の連続だとは聞いていたけど、元気そうで何よりだよ。」
「ハハ…………そちらも相変わらずで何よりだ。カイル先輩もお久しぶりです。」
無邪気な笑顔を浮かべた少女騎士―――アメリア・シルヴァと親し気な様子の少年騎士―――フランツ・ヴィントに話しかけられたリィンは懐かしそうな表情を浮かべて答えた後カイルに視線を向けた。
「ああ。――――――フランツ、アメリア。再会話に花を咲かせたいお前達の気持ちもわからなくはないが、その前に初対面の殿下達にご挨拶しておくことを忘れているぞ。」
「あ…………し、失礼しました!私はアメリア・シルヴァ中尉と申します!所属はエイリーク様の親衛隊ですが、この度私を含めた”アメリア隊”は灰獅子
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ