◇閑話・参◇ 〜酒豪達の宴〜
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いるとは思えぬ程、力強く……というか、痛いぐらいに。
「あらあら、楽しそうですわね。では、私も加勢致しますわ」
反対の腕を、黄忠殿に掴まれる。
「な、何をなされる?」
「……趙雲。もう諦めた方がいいかもね」
「どういう事でござる、孫策殿?」
「いえね。母様、お酒飲んでその手の話になると、もう制止が効かないのよ」
「そうじゃな。堅殿は無論じゃが……その様子では、黄忠殿も同様じゃの」
苦笑する孫策殿と黄蓋殿。
「さ、趙雲様の部屋に参りましょうか」
「おお、そうだな。どれ、酒も持っていくか」
「お、お二方? ま、待たれよ!」
……抵抗空しく、孫堅殿と黄忠殿に拉致されてしまった私であった。
……その後の事は、誰にも語るつもりはない。
そう、例え主であっても。
……ただ一つ、生涯に誓う事は増えた。
まかり間違っても、あのお二人を敵に回してはならぬ。
断じて、だ。
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