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おぢばにおかえり
第六十話 朝早くからその三十二

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「色々ある家で」
「それが大叔母さんが入信した理由になっていたわね」
「それで今も色々あるんです」
「それでなのね」
「もうそんなのは終わらせたいですね」 
 お母さんそして私にいつもと違うお顔でお話します。
「本当に」
「それじゃあね」
 私は阿波野君にこう言いました。
「おみちにふせ込んで徳積みをして」
「そういってですね」
「そうして悪いんねんを白いんねんにしていってね」
「いんねんを自覚してですね」
「そうよ、そうしていけばね」
「いんねんも切られますね」
「そうなるから」
 阿波野君に言いました。
「いさんでいってね」
「そうさせてもらいます」
「あとお母さん、今日のお昼何なの?」
 私はお母さんにこのことを尋ねました。
「それで」
「今日はオムライスよ」
「それなのね」
「それとほうれん草をオリーブオイルで炒めて」
 こちらもというのです。
「デザートは苺と牛乳よ」
「牛乳もあるのね」
「チーズもあるわよ」
「結構乳製品多いわね」
「千里は今も牛乳飲んでるわね」
「ええ、毎日絶対にね」
 お茶が一番好きですが欠かしていません。
「飲んでるわ」
「背が高くなりたいのね」
「そう思ってるから」
「女の子はもう大きくならないでしょ」
 成長期が終わっているというのです。
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