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夢幻水滸伝
第百六十話 見られる動きその二
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「泳いでもらいたいわ」
「時間を見付けてな」
「一時間でもね」
「正直一時間泳ぎますと」
 どうかとだ、セプルベダが話した。
「もうです」
「結構な運動になってるわね」
「はい、一日の運動としてはです」
「充分な位ね」
「そうですね」
「そやからね」
「是非ですね」
「水軍の将兵の人達もね」
「時間を見付けてエルドラドのプールで泳いでもらう」
「プールも多いしね」
 エルドラドの中にはというのだ。
「伊達に千百万の軍勢の基地じゃないわよ」
「数多くありますね」
「言うなら大都市よ」
 エルドラドの規模はというのだ。
「それだけにね」
「プールも数多くありますね」
「他の身体を動かす施設もね」
 こちらもというのだ。
「あるから」
「運動もしてもらう」
「そうよ、しかも身体を動かしたらストレス解消にもなるし」
 身体を鍛え泳ぎを忘れないこと以外のこともあることをだ、アレンカールは明るいの笑みのまま話した。
「だからね」
「身体はですね」
「動かしてもらうわ、これは水軍だけじゃなくてね」
「千百万の軍勢全体が」
「あんた達もね」 
 星の者達もとだ、アレンカールはセプルベダに話した。
「そうしてもらうわね」
「戦まではですね」
「そうよ、身体を動かして食べて遊んで寝て」
「軍務の合間に」
「そうして日本に行くのよ」
「そういえばです」
 今度はマリアが言ってきた。
「最近将兵が怪情報に惑わされることがです」
「減ってきたわね」
「かなり」
「それはね」
「やはりストレスが溜まっていないからですね」
「そうよ、ストレスが溜まってるとね」
 その場合はというのだ。
「精神的にも参ってきて」
「人は怪情報にも惑わされますね」
「そうもなるわ」
「それだけストレスは厄介ということですね」
「だからいつも解消させるのよ」
 その様にしなければならないというのだ。
「長い進軍の間にも」
「そういうことですね」
「ええ、ではね」
「泳ぎにですね」
「行って来るわ」
 こう言ってだった、アレンカールは移動の術を使ってエルドラドに一瞬に戻った。そしてその中にいるプールの一つでだった。
 一時間休みなしで泳いだ、それからシャワーを浴びてすっきりとしてから服を着て自分の部屋に戻った。着ている服はいつものズボンのラフなものだった。
 その姿になってだ、彼は自分の部屋に戻るとコーヒーを飲みはじめた。そうしつつ共にいるアマードに言った。
「赤道は越えたし」
「旅は半分以上終えましたね」
「そうよ、長い旅もね」
「半分を終えましたね」
「そうなったわ、長い旅も永遠には続かないわ」 
 こうアマードに話した。
「それはね」
「そうですね」
「そう、だからね
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