第四百二十九話 出会いの後でその十一
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「それもかなりな」
「それはそうですが」
「冷えるのは君もじゃないか」
「ですがヘスティアさんはそれ以上ですよ」
「というか冷える恰好って大抵の人がそうだな」
ヴェルフはかなり真剣な顔でこう述べた。
「女性陣は」
「そういえば」
メリダはヴェルフのその言葉に気付いて述べた。
「私達にしても」
「そうね、制服だけれど」
エリーゼはメリダのその言葉に頷いた。
「かなりね」
「露出多いわね」
「だから寒い時は」
「気をつけないといけないわね」
「冷えることについては」
「戦っていれば冷えないにしてもな」
大杉が言うことはというと。
「休憩中は身体冷やさない様に気をつけてくれよ」
「そうしないと駄目ですね」
「ああ、身体を冷やすとな」
どうしてもというのだ。
「よくないからな」
「だからですね」
「毛布にくるまったりして温かいもの食べてな」
大杉はさらに話した。
「寝る時は寝袋だよ」
「あの中に入って寝るべきですね」
「寝てる時が一番怖いからな」
身体が冷えることはというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「寝る時はちゃんとな」
「寝袋に入って」
「暖かくして寝てくれよ」
「わかりました」
「風邪なんかひいたら絶対に駄目だ」
大杉はこのことは強調した。
「体調管理も戦いのうちだからな」
「そのことも聞得緒つけていきます」
「そういうことでな」
「あと蚊にも気をつけないとな」
如月は笑ってこちらの話をした。
「そっちにもな」
「蚊、病気ですから」
「蚊に刺されたら痒いし日本脳炎やマラリアになるだろ」
「だからですね」
「蚊にも注意していこうな」
この虫にもというのだ。
「だから蚊取り線香も用意しておこうな」
「あの緑の渦巻きですね」
「あれがあると蚊は大丈夫だ」
伝染病を媒介するこの昆虫もというのだ。
「だから用意しておくな」
「宜しくお願いします」
「それとだ」
如月はさらに言った。
「寝る時は本当にぐっすりだ」
「そう寝ることですね」
「それが一番だ」
如月はメリダに赤瓜顔のまま話した。
「そうして戦うんだ」
「身体を休めて」
「そうしてだ」
まさにというのだ。
「やっていけるからな」
「というかね」
「本当に寝ないとね」
ティオネとティオナも如月の言葉に頷いて言う。
「どんどん気力と体力が落ちて」
「戦えなくなるからね」
「だからね」
「寝ることも大事よね」
「ある薬を使えば一週間寝ないで済むみたいだがな」
叡山はドス黒い笑みで話した。
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