第四百二十九話 出会いの後でその四
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「ほなどんどんや」
「死ぬ様のか」
「訓練を受けるんや」
こう言うのだった。
「そうして強うなるんや」
「そしてゾディアーツとかを倒すんだな」
「そうしたらええ、というか自分ちっこいのに滅法強いな」
ロキは白虎にこんなことも言った。
「訓練見てたら」
「当たり前だ、私は村で最強だったんだぞ」
「それで今もか」
「月影にいるからな」
それだけにというのだ。
「強くて当然だ」
「そういうことやな」
「だからもっと強くなるぞ」
「それは楽しみや」
「そう言ってくれるんだな」
「実際にそやからな」
ロキはその目を細くさせて述べた。
「あんたももっとな」
「強くなっていいな」
「頼むで、うちは見守るわ」
「私もだな」
「そや、皆見守っててうちのファミリアの子達もで」
ロキはここでだった。
ヴァレンシュタインのところに行って彼女にスキンシップを計ってかわされてそうしてまた言った。
「ヴァレンシュタインちゃんは特にや」
「かわされていませんか」
ここでソーカが突っ込みを入れた。
「どうも」
「それは好きの裏返しやねん」
「そうなのですか」
「それで特にや」
「気にされていませんか」
「そやで」
「この鋼メンタルは凄いわね」
エルナが見てもだった。
「本当に」
「貴女に匹敵しますね」
鳴海クルミが見てもだった。
「そこは」
「あれっ、私そんなにメンタル強いかな」
「鋼です」
そこまでというのだ。
「貴女もまた」
「メンタルは強いに限りますわ」
黒子も言って来た。
「まさに」
「それはその通りですね」
「そうですわね」
「特に戦闘では」
鳴海クルミもそれはいいとした。
「私もそれ自体は素晴らしいと思います」
「ではわたくしも」
「ですが貴女にしましても」
黒子もというのだ。
「どうもその強さがおかしな方向に進んでいますので」
「そうですの」
「その強さもよし悪しですわね」
「私もそう言われるけれど」
綾火も言ってきた。
「やっぱり駄目なところは駄目なのね」
「というか綾火のお母さんのメンタルから見ると綾火のメンタルは異常だぞ」
たんぽぽも言うことだった。
「最早」
「それはそうだな」
環那も否定しなかった。
「お母上を思うとな」
「そのメンタルは強過ぎる」
鈴が見てもだった。
「どうも」
「強いことはいいことにしても」
虎徹も言う。
「どうにも」
「何故そこまで強いか」
輪冥は首を傾げさせた。
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