第四百二十九話 出会いの後でその三
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フェットチーネのボロネーゼとシーフードのピザを出した、ロゼッティはそのピザを食べた瞬間目を丸くさせた。
「これは」
「美味いな」
「ええ、無茶苦茶ね」
共に食べるクーファに言う。
「これは凄いわ」
「そうだな」
「けれどね」
ここでロゼッティはクーファにこうも言った。
「あんた何で彼とお話したか」
「イサミ君とか」
「それはやっぱり」
「会ったその瞬間にだった」
まさにというのだ。
「魂で通じ合った」
「そうよね」
「俺にもそうした相手がいる」
「そのことが嬉しいみたいね」
「心からな」
実際にというのだ。
「そう思っている」
「そうよね」
「それでだが」
クーファはフェットチーネを食べつつ今度はこう言った。
「チーズも入っているな」
「はい、パスタにチーズは欠かせないですから」
イサムはクーファの今の言葉に笑顔で応えた。
「入れました」
「この中にか」
「そうしました」
「それでこの味か」
「そうです」
「イタリア料理はピザとトマトですが」
タクミも言ってきた。
「パスタもピザも今回はふんだんに使ってみました」
「成程な、素晴らしい味だ」
「そう言って頂いて何よりです」
「最高の食事だ、食べるとそれだけでスサノオに勝てるだけの力が得られそうだ」
こうも言ってだ、クーファはそのパスタとピザを食べた。そして。
戦士達は訓練にも入った、ここでだった。
あかねは訓練をしつつ着地して言った。
「ううん、ライダーの人達の強さは変わらないどころか」
「前よりも強くなってるんだな」
昴があかねに言ってきた。
「如月さん達は」
「はい、一段も二段も」
「門矢さん達も強かったけれどな」
「如月さん達もですよね」
「強いなんてもんじゃないな」
それこそというのだ。
「てんで相手にならねえぜ」
「私もです、ただ」
ここでだ、あかねは昴に話した。
「私達もです」
「強くなれるからな」
「ですから」
「訓練を受けるべきだな」
「そうしていきましょう」
「ほなどんどんやっていこな」
ロキは二人に後ろから言ってきた。
「死ぬ気で向かって行くんや」
「リアルでだよな」
「そや、死んでもすぐに生き返ることが出来る」
黒衣の青年やスマートレディがそうしてくれるからだというのだ。
「そやからな」
「死ぬ気で向かうか」
「そうするんや」
「というかだぞ」
今度は白虎が言ってきた。
「私今ユウキとの戦いで死にかけたぞ」
「おお、そうなったか」
「そうなったぞ」
実際にというのだ。
「危うくな」
「それはええこっちゃ」
ロキは白虎の言葉を聞いて笑って返した。
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