第四幕その十二
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「私の様な妖精もエルフやドワーフの人達もいて」
「ノームの人達もいますね」
「ええ、ホビットやダークエルフの人達も」
「他にも沢山の種族がいますね」
「そして生きもの達もね」
彼等もというのです。
「本当に沢山の人達がいるから」
「それで様々な個性があるから」
「そうしたことはね」
まさにというのです。
「全部ね」
「認めないとですね」
「やってけないでしょ」
「そうですね、かかしさんも樵さんも」
「そうでしょ」
「個性がありますし」
この人達もというのです。
「でしたら」
「そう、本当にね」
「全てをですね」
「認めて」
「お友達なることですね」
「オズの国は皆とお友達になれる国だから」
それ故にというのです。
「だからよ」
「それで、ですね」
「皆ね」
まさにというのです。
「お互いのことを認め合って」
「お友達になることですね」
「お友達がいたら嬉しいでしょ」
「はい」
オジョはオズマの言葉にその通りだと頷きました。
「本当に」
「だからよ」
「それで、ですね」
「貴方も個性があるけれど」
「誰でもあるものだから」
「その個性を皆が認めて」
そしてというのです。
「貴方もね」
「他の人のことを認める」
「そうしてね」
そのうえでというのです。
「楽しく過ごしましょう」
「皆で、ですね」
「そうしましょう」
「それがいいですね、じゃあ」
ここで、です。オジョは。
詩を完成させてまた言いました。
「これからそうしていきます」
「そうしてね」
「オズの国で」
笑顔で、でした。
オジョはオズマの言葉に頷きました。そうして竹林の中で笹の葉達が風に揺れる音を聞きました。緑が戻った笹の音はとても爽やかなものでした。
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