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新オズのオジョ
第四幕その十一

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「どうなるか」
「それが君だね」
「たまにオズの国からの出口の渦にいて」
「それでだね」
「起きてそこから帰った時もね」
 その場合もというのです。
「あったよ」
「そうだったね」
「うん、このことはね」
 どうしてもというのです。
「僕にもわからないよ」
「不思議だね、けれどね」
「けれど?」
「君もオズの国の住人だからね」 
 それでとです、オジョはそのボタンにお話します。
「そうしたこともね」
「あるんだ」
「普通にね」
 まさにというのです。
「そうしたものだよ」
「そうなんだ」
「うん、だから君の個性ということでね」
 寝たら起きた時に何処にいるかということはです。
「いいと思うよ」
「僕の個性なんだ」
「皆それぞれ個性があって」
 それでというのです。
「そのことを認めることが大事だよね」
「人のそれぞれをなんだ」
「そう、本当にね」
「そうね、あたしにしてもね」 
 ビリーナも言ってきました。
「こうした性格の雌鶏だってことがね」
「君の個性だよ」
「そしてその個性をよね」
「皆が認めることがね」
「大事なのね」
「皆それぞれ違うじゃない」
「ええ、本当にね」
「それを認めることもオズの国の法律で書かれているし」
 オズマがそれを定めました。
「ちゃんとしていこうね」
「ええ、皆それぞれ違うわよ」
 その法律を定めたオズマも言います。
「実際ここにいる皆それぞれ違うわね」
「そうですよね」
「自分と違うから駄目とかね」
「そういうことはですね」
「よくないわ、オズの国には色々な人も生きものもいるし」
「余計にですね」
「そう、そうしたことはね」
 まさにというのです。
「ちゃんと頭に入れて」
「理解して」
「そして認めることよ」
「そのことが大事ですね」
「オズの国は人間でも色々な人がいるでしょ」
「白人、黒人、黄色人に」
「混血の人もいるし」
 人間に区分される市民の人達も様々です。
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