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宇宙戦艦ヤマト2199〜From Strike Witches〜
第4話 総てを焦がす炎の剣
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いで木星の重力圏から抜け出せ!」
有賀の指示に従い、「大和」はメインエンジンと補助エンジンの両方を使って推力最大で「天城」を引っ張り、「天城」も「大和」の噴射炎を浴びぬ様に位置を調整しながら、牽引ビームに引かれながら木星を離れる。
そしてようやく木星の重力圏から脱した直後、メインパネルに映ったのは、縞模様の一部分が縦に抉られた様な状態になった木星の全体図だった。
「こ、これが、波動砲の威力…」
「浮遊大陸自体も随分と破壊されたからな…下手すれば惑星そのものも破壊しかねん…」
古代と有賀がその威力に唖然となる中、沖田は席から立ち上がりつつ、メインパネルを見つめる。
「…この兵器は、かつての核兵器に匹敵する、使いどころを見誤る事の出来ぬ存在だ。今後、どの様に扱うべきなのか、十分な議論が必要となるだろう…」
沖田がそう呟く中、2隻は舳先を返し、再びロケットを吹かす。そして一部分が大きく変貌してしまった木星から離れていくのだった。
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