暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga17-B侵撃のT.C.〜2nd wave〜
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の悪い攻撃をしおって! 持っている武器を見る限り、貴様らも騎士であろう! 」

キレ気味なデュラハンはそう叫ぶけど、わたし達はそれを無視して攻撃を続ける。ルシルもルミナと何かを話しながらも攻撃を続行。おっと、デュラハンが体勢を崩したよ。ほんのわずかな隙だったけど、セラティナの多数結界で体勢が崩れた状態でその場で固定された。このままトドメを差してやろうとしたとき・・・。

「オクスタン・・・ズィィィィガァァァァーーーー!!」

自分の体を固定してるセラティナの結界を身を捩るだけで破壊するデュラハンの元に、ルミナがひとり突っ込んで行った。わたし達の飽和攻撃が途切れてる今、結界からも自由になったら面倒・・・でもないか。上半身だけ自由になったデュラハンは「来るがいい!」って、突っ込んでくるルミナに向かってまずは盾パンチ。

「せい!」

ルミナの左拳が盾と激突して、バキッと盾から音が。続けて右拳が盾に打ち付けられて、それで盾が真っ二つに割られた。デュラハンが「貴様!」って大剣を振るったけど、ルミナのアッパーによって大剣は空に弾き飛ばされた。

「しまった・・・!」

「もう私は戦力外じゃ、役立たずじゃない!」

デュラハンの懐に入り込んだルミナは、ジャンプしてからの上段後ろ回し蹴りをアイツの腹に打ち込んだ。今までならルミナが弾かれて終わりだったけど、今回はデュラハンの方が「むごぉ!」って地面に轍を作りながら蹴っ飛ばされた。

「内容は知らないけど、お前の任務は失敗したみたいね」

宙を舞う大剣に向かってそう言ったクラリスは今、召喚した九尾の狐ナデシコの頭に上に立っていて、「串刺しじゃないけどいいよね?」って、振り上げてた“シュトルムシュタール”を振り下ろした。それを合図にナデシコも振り上げた右前脚を勢いよく振り下ろし、バチン!と大剣を叩き落とした。ナデシコの前脚はそのまま落下する大剣を地面に叩き付けた。さらに前脚から炎が噴き出して追撃。

「あ、倒れた」

デュラハンの体が膝をつき、ドォーンと大きな音を立ててうつ伏せで倒れた。かと思えば、そのまま猫たちと同じように音もなくスゥっと消えていった。偉そうなことを言いながらも猫に比べれば雑魚も雑魚だったデュラハンの消滅を確認して、わたし達はホッと一息。

「ルシルぅ〜〜♪」

満面の笑みを浮かべながらルシルの元に駆け寄ってくルミナ。そしてそのままの勢いで「ありがと〜〜!」ってルシルにハグして、ルシルの頭を胸に抱えながらクルクル回る。ハグくらいならまだ許そう。だけどルシルの顔を自分の胸に抱えることは許さん。それが許されてるのは、わたしかトリシュかはやて、あとアイリだけだ。

「これ以上のライバル増加は許さ〜〜〜ん!!」

ルミナとルシルを引き?がすために突撃。そ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ